ブルクンダのチキンカレー

私が生まれる前の話ですが、うちの両親はインド駐在をしていた時期があります。当時、母がインドで覚えたインドカレー。高橋家秘伝のカレーとしてレシピはちゃんと伝授されています。

鶏手羽に塩、胡椒、カレー粉、ガラムマサラを擦り込んでしばらく置きます。なお、ニューカレドニアでは手羽先、手羽元と分けて売っていないので、出刃包丁で関節をたたき切るところから始まります。

タマネギをスライスします。ひたすら涙を堪えて4玉ほどスライスします。なお、煮込んだ時に完全に溶けてしまわないように、スライスする方向は繊維に沿った方向です。

鍋にバターとサラダ油を熱し、鶏肉を炒めます。しっかりと焦げ目をつけるのが目的で、中まで火を通す必要はありません。炒め終わったら鶏肉を別皿に取り出します。

鶏肉を取り出した鍋に油を足して、赤とうがらしを黒くなるまで炒め揚げます。激辛がすきな人はがんがんとうがらしを入れて下さい。私は最近辛さ控えめです(←歳のせい???)

 とうがらしを取り出し、ニンニクとショウガのみじん切りを炒めて香りを出します。

そのまま続けてタマネギを炒めます。量が多いので一度に入れると温度が下がってしまうので、何回かに分けてタマネギを入れ、褐色になるまでよく炒めます。

ここでスパイスの調合なんかすると本格的なんですが、そこまでできません。左からオーストラリア製カレー粉、マレーシア製カレー粉、ニュージーランド製カレー粉。たんにうちのスパイス棚に3種類のカレー粉があったので、よく分からないけど全部混ぜて使います。

炒めあげたタマネギにカレー粉を入れて、香り立つまでまた炒めます。ここでいきなりカレーを作っているんだ!っていう気分になります。

トマト(できれば完熟)を皮のままザク切りにします。左は月桂樹とかローリエとか言われる葉っぱ。

タマネギを炒めた鍋に鶏肉、トマト、月桂樹を入れ、ひたひたの水を加えて煮込みます。塩で味を整えて、あくを取りながらぐつぐつぐつぐつ2時間ぐらい煮ます。

タマネギもトマトもほとんど煮溶けていい色合いになりました。

御飯にかけてブルクンダのチキンカレーの出来上がり。同じ作り方でポークカレーやラムカレーを作っても美味しいですよ(ビーフカレーも出来るでしょうが、インドでは牛は神の使いだったような・・・???)。