冷やし中華が喰いたい!!!

毎日暑い日が続くニューカレドニア、暑い時の定番メニューと言えば冷やし中華ですね。AQUAのお客さまで埼玉県朝霧市の中華料理屋、慶楽さんからカンスイを送っていただいたので早速挑戦です。(カ、カンスイって? そこからですか?)

まずは、中華麺を作ります。
小麦粉300g。
(TYPE55と書いてあるだけで強力粉なのかなんだか良く分からない)
塩3g、カンスイ3g(量りがないので適当)。
卵1個。
水、卵と合わせて150cc位。

卵、塩、カンスイを水で解いたものを小麦粉にまんべんなくかけてこねる。

なお、加える水分は生地の手触りを見ながら調整します。基本的に水分は少ない方が後が楽。なんとか生地がまとまるギリギリの水分量でコネ上げます。

ここで出てくるのが旦那の秘密兵器、「パスタマシ〜ン」。今までにスパゲッティ、ラザニア、ラビオリ等のパスタの他にも、うどん、日本そば、餃子の皮など、小麦粉を使う麺類は一通り作っています。

中華麺も作ったことはあったのですが、やはりカンスイがないとただの細いうどんになってしまいました。今回はプロに分けてもらったカンスイがあるので期待満々♪

生地をパスタマシンにかけて延します。延した生地を2つ折にしてまた延す。この作業を続ければ続けるほどコシのある麺になります。

20回ぐらい延して、今日はこのへんで。

カンスイを加えた麺の場合、グルテンがカンスイのアルカリで締まって硬くなり、捏ね続けるとグルテンの伸展が限界に達して生地が割れてきます。

慌てずにラップで生地をくるんで20分ほど置くと、グルテンが落ち着いてしっとりした生地に戻ります。

生地が落ち着いた所で、生地を4当分に切って再度パスタマシンにかけて薄く延していきます。1番薄いところまで延して延し完了。

(写真 右上が延し終わったもの)

4枚全部延して表裏に打ち粉をします。打ち粉に使う粉は、薄力粉とか片栗粉とか米粉とか物の本によって色々書いてありましたが、結局麺に使ったものと同じ小麦粉を使っています。

パスタマシンに付属のカッターを取り付けます。本来はパスタ用のカッターですが、スパゲッティ用の丸細カッターを使用します。

このアタッチメント、日本そばを作る時には角細、きしめんは角幅広と色々と使い回しが効きます。

延した生地を入れて、ハンドルをまわすだけで麺の出来上がり。包丁で切るよりも遥かに簡単できれいにきれます。

延した生地を入れて、ハンドルをまわすだけで麺の出来上がり。包丁で切るよりも遥かに簡単できれいにきれます。

出来た麺をおにぎりを握るような感じでまとめて、ちぢれをつけます。強く握るほどちぢれの強い麺となります。

これで、中華麺は出来上がり。

次はタレを作ります。今回はゴマミソだれ。
醤油(シンガポール製)
米酢(日本製輸出仕様)
ピーナッツペースト(香港製)
豆板醤(マレーシア製)
白ゴマ(タイ製)
みそ(純日本製)
これらを味を見ながら適当に混ぜます。

混ぜ上がった所。

何しろ、調味料の入手が大変なんです。ピーナッツペーストではなく、練りゴマ(白)を使いたい所ですが、超貴重品なので代用します。味噌もうっかり使うと女将にむちゃくちゃ怒られます。
具をそろえます。
・きゅうり(直径6cm、長さ35cm。なんでここまで育っちゃうんでしょうね)。
・キャベツ
・ハム(大きなブロックから肉屋でスライスしてもらいます)
・カニカマ(最近SURIMIという名前でどこでも買えるようになりました)
・卵

キャベツは軽く茹でて、薄焼き卵を作ります。

全ての材料を千切りにします。

麺を茹でて流水で洗い、皿に盛ってから具を乗せて出来上がり。

たかが冷やし中華を作るのにこの手間のかかりようです。同じように日本の中華食堂で普通に食べられるのに、ニューカレドニアではめったに食べられないのが「中華食堂の固焼きそば」があります。麺はおろかチャーシューも肉から作らないといけないんです。

そのうち作ったらまた紹介しますね。