ニューカレドニアからこんにちは

日本のコンピューター雑誌「マックピープル」に連載していたコラムのノーカット、 オーサーズエディションです。ニューカレドニアのコンピューター事情についてがテーマです。

  

iDiskの速度ってお国が関係するの?

2002/7/1号

 AQUAの高橋です。このコーナを作っていただいて以来、よりマックピープルの到着が待ちどうしくてなりません。しかし、そういうときに限って神様はいじわるをするようで、通常発売日から一週間ぐらいで到着するものが、前回は三週間もかかってしまいました。いったいどこをどうやって旅してきたものか、封筒はボロボロのシミだらけ。きっと、間違えてニューギニアにでも飛ばされて、フランス本国へ送還されて、やっとここまで帰ってきたような感じです。

 こんな僻地の不便さを解消してくれるのがインターネットですが、中にはとんでもなく時間がかかるものもあります。それはアップルのiDiskなんです。OSXのセットアップと同時にアカウントは取得していたのですが、自前のドメインを持っている事もあって、今までアクセスした事はありませんでした。

 それでも誌面をみると、色々とiDiskが取り上げられているので、どれどれ、ちょっと覗いてみましょうか、と接続したのが運の尽き、レインボーカーソルが回りっぱなしで何にもおこりません。もしやしてフリーズ?、強制停止もできないし、どうしてくれようかと頭を巡らしていると、やっとウインドウが開きました。で、中のフォルダを覗こうとしたら、同じ事の繰り返し。

 誌面を見るとみなさんサクサク使っているようなので、私の所は絶対何かがおかしい!。で、時間計測をしてみました。移動でiDiskを選択してから、software/OSX/Appllication/Gameフォルダに辿り着くまでの時間です。一回目、6分。二回目14分。三回目、7分。この間、ADSLモデムのステータスは点滅しっぱなし。いったい何をやり取りしているのやら、と心配になってしまいます。おまけにウインドウをスクロールするだけで、またまたレインボーカーソル登場!。はっきり言って、お話になりません。

 使用している国の設定で、ニューカレドニアなどとしているから悪いのかと思い、オーストラリアや日本に設定を変えても6〜7分かかります。

 別に使いたくてアクセスしたわけではないので、どうでもいいと言えばそれまでなんですが、一体どこを経由して接続しているのだろうと、疑問は深まるばかりです。やはり、ニューギニアとかフランスとかを巡っているのでしょうか。

 まさか、まさか、iDiskではこれが当たり前ってことはないですよね?


編集部より・・・

 iDiskのネタですが、実はiDiskは遅いのです。それでもOS Xでは少しは速くなりました。OS 9ではもっともっと遅かったのです。僕も同じ理由でiDiskを使っていません。

 ので、ちょっと内容の最後の部分を「ニューカレドニアからだから遅いのかと思っていたけれど、実はiDiskが遅かった何て……。無駄な心配をしてしまいました。」といった感じで変更しようと思います。