ニューカレドニアからこんにちは

日本のコンピューター雑誌「マックピープル」に連載していたコラムのノーカット、 オーサーズエディションです。ニューカレドニアのコンピューター事情についてがテーマです。

  

我が店はサポートセンター!?

2002/8/1号

 店のカウンターにスタジオディスプレーをおいて半年、大勢のお客さんにマックの存在をアピールしてきました。で、なんと洗脳の効果があったのか、最近になって「アタシモ、イ・マック、カイマシタ!」とか「イ・ブックカッタヨ〜」という地元民が出てきました。(決してアイ・マック、アイ・ブックとは呼んでくれない)

 そうなると人は性能を比較したくなるようで、「私のは800MHzだけど、あなたのは?」などと聞いてきます。いまのところ867で負けてはいませんが、そのうち1Gデュアルが出てくるのではと心配になってきました。

 さて、周りにマックユーザーが増えてくると、当然のように分からない事に対する質問が出てきます。一番多いのがOS9とOSXの関係についてでしょうか。元からのマックユーザーですら、OSXにすると全てのアプリケーションを買い直さなくてはならないと信じていました。初めてマック(OSX)を買った人などは、マックユーザーの知り合いに教えを乞うたのですが、こんなのは分からない!と追い返されたそうです。やっぱり情報が少ない国でOSXが普及する日はまだまだ遠いようです。もっとも彼等がOSXを使いたい理由は、私が使っているスクリーンセーバーのBEACHが見たいだけだったりするのですが・・・。

 もう一つ、ニューカレドニアで新しいブームとなっているのがノートパソコン。なんで今までなかったのかが不思議なんですが、やっと最近になって出回りはじめました。

 すると、どうなるか?。私の店に持ってくるんです、iBOOKとか、バイオとか。さすがに一般のお客さんではまだいませんが、普段はお付き合いの少ない、日本人の奥さんとフランス人のご主人というパターンが多いですね。ご主人はそこそこ分かっているんだけれども、日本語システムが分からないんです。曰く「インターネットに繋がらない!」。

 仕方がないので、店のカウンターでノートを起動して、アナログ電話線を取り出して(うちはADSLなんですが?)設定を確認していきます。とりあえずマックなら確実になんとかできるのでが、Winとなるとチョット手こずります。で、色々調べてみると、あっれぇ〜、日本語システム上で、奥さんはこんなサイトにはアクセスしないでしょ〜。旦那さん、頼みますよ、日本人女性が好きなのは分かってますけどね。

 それにしても、うちはあくまでTシャツ屋です。決してOSXのサポートセンターではありません。店名は「AQUA」ですけれどもね!?