2002/07/19 投稿者名:佐倉 秀幸 タイトル:ニューカレの行き方

 今更こんな「ニューカレの行きかた」なんていうタイトルを書くと場違いに思うかもしれませんが、今回は初歩の初歩「ニューカレの行きかた」という話をニューカレでの5年のガイド経験時期も含めて18年の業界歴の立場から話します。ただしあくまでも誰でも入手できる格安航空券を利用した現地への行き方を書きますので、マイレージだとか業界用の特殊航空券、短期しか通じない特典航空券は抜きにしてください。

 

1)単純往復航空券

 ほとんどの人が使う航空券でもあるのですが、成田⇔ヌメアが成田発着で木・金以外の毎日飛ぶエア・フランス航空です(2003年の3月まで)

大体の時間は、

成田発(20:30過ぎ)→ニューカレ着(翌日07:30頃)・・・(1)
ニューカレ発(12:30頃)→成田着(19時過ぎ)・・・・・・(2)

 また関西空港発着からは週の月・土だけ飛んでいるエア・カレドニア航空です。時間は月・土で1時間以上の開きがありますのでだいたいで書きます。

関空発(10時過ぎ)→ニューカレ着(21時過ぎ)・・・・(3)
ニューカレ発(00時過ぎ)→関空着(07時過ぎ)・・・・・(4)

 と言う飛行機を使うのが当たり前とされて、実際日本のパンフレットは東日本地区では(1)(2)の成田便、西日本地区では(3)(4)を使った関空便を使用したパンフレットを見るのが日常なのでしょう。

2)タスキ掛け

行きに成田から出発して帰りは関空に戻るパターン??の併用(成田発タスキ掛け)
行きに関空から出発して帰りが成田に戻るパターン??の併用(関空発タスキ掛け)

 以上のパターンを見かけたことがあるでしょうか?実は航空会社が普段席が余る関空便の土曜発と月曜帰着便と成田発着便を使った格安のパターンで期間限定で専門店などで見かけることがありますが、今回の話の趣旨は格安の話は敢えてしません。

 ニューカレに行く場合、成田発着だけのパターンを地方の人が使うと、(2)の飛行機が夜の20時になるために日本に帰ってくると必ず成田で1泊する必要がでてきます。また関空便だけで行くと、(3)の関空発が早い時間のため、これまた地方の人は前日に関空のそばで宿泊しなければならなくなる・・・そんな経験をしている人が多いのではないでしょうか!

 当社に連絡すると僕は必ず日本のどこに住んでいるのかを最初に伺うのですが、実はニューカレに行くには東京近辺や大阪近辺に住んでいない場合、まずはこの飛行機の選び方から始まるのです。

 まず北海道や九州、山陰地区の人、場合によれば東北に住んでいる人は、この「成田発タスキ掛け」で問題は解決されますよ!。またこの「成田発タスキ掛け」は名古屋や岐阜、三重などの成田とも関空とも言えない中途半端な場所(?)の方にも便利です。この場合、名古屋空港発(16時過ぎ)→成田空港の飛行機がありまして、しかもこの飛行機は無料で入手できますので、中部地区の人もこの「成田発タスキ掛け」を覚えておけば案外ニューカレは行きやすいのです。

 ちなみに今回のテーマではないのですが、「関空発タスキ掛け」は関東地区の人が普通よりも安くニューカレに行く方法として関空発を土曜日設定で比較的年中行われています。この場合、羽田→関空の飛行機も無料になるのですが、羽田空港に朝の7時に行けるのが条件です。

3)オーストラリアとのコンビネーション

 そうですね、オーストラリアには比較的日本のいろいろな飛行場から飛んでいますね。ただし、ニューカレとのコンビネーションの場合、日本とオーストラリアの飛行機はカンタス航空であるのが条件です。そして全体で10日間以上の日程がないと全てに時間が足りなくなるでしょう。僕も試みとして最初にエアーズ・ロックに登って、その後にニューカレに行って「天国に一番近い島」ウベア島に行くとかいろいろなパターンを考えて遊んでますが(笑い)。

 さて、あくまでも格安航空券的な話ですが、カンタス航空で行くオーストラリアとの往復航空券の料金に5万円プラス・アップでオーストラリア⇔ニューカレの往復航空券が入手できます。ちなみにニュージーランドからニューカレに行くパターンは名古屋地区でありうるかな、とも思ったのですが、まだ研究してません・・・

4)タヒチとのコンビネーション

 ハネムーンでタヒチに行くかニューカレに行くかで悩んでいる人もいますか!この場合、両方行きましょう!

 2003年の3月まではとりあえず、成田(関空)⇔ニューカレ⇔パペーテ⇔成田(関空)ができます。日程の組み方ですが、ニューカレ⇔パペーテが週に1便で土曜しかないのです。ですので、この土曜日を折り返しに考えていけばいいのです。ちなみにパペーテは成田発着が月・火・土であります。例えば成田を月か火に出発してニューカレへ。土曜日にパペーテに向かい、更に先の土曜日に成田へ。とても長い13日間もの時間になりますが、あくまでも情報でした。そうそう、次の正月に12月28日から17日間でニューカレの離島とタヒチのランギロアに行くお客様がいますが、1人536,000円が当社の販売料金でした(勿論ホテルやら現地内の送迎も全て含めてます。おまけにタヒチでは3食付でした)

 上記の飛行機を格安航空券の立場で話すと、ニューカレの単純往復の値段の半額+タヒチとの単純往復値段の半額+3万円弱という値段になります。それから少し話が脱線しますが、ニューカレからバヌアツに行くことを希望する人もいますが、ニューカレとの単純料金に往復で2万円くらいの料金でいけます。

 以上で今回の「ニューカレの行きかた」の話は終わりますが、実は他にもフイジーから行く方法もあります。これまで載せるとしつこいのでやめます。僕的には実は毎日こういう飛行機の仕入れが本職で、上記のような話をまずの骨格にしてから現地の話が成り立っているのですね。今更「ニューカレの行きかた」なんて・・・と思う人も多かったと思いますが、あくまでも海外旅行の最初の基本はこの行きかた。今回は旦那や女将に打ち合わせもなくこんな書き込みをしましたが、僕としてもニューカレに少しでも多くの心ある日本人が行ってもらいたいという気持ちからなのです。

 ご存知の方もいますが来年の4月から成田発のAFは撤退して、関空と同じエア・カレドニア航空になります。この変化がこの後いかにニューカレの観光産業に影響を与えるのか楽しみでもあり不安でもあるのですけども・・・

(長文でごめんなさい。ここまで読んで参考にならなかった方、ごめんなさい〜)