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ウベア島ですね。今でこそニューカレドニア観光の目玉のように思われていますが、私がニューカレドニアへ来た１３年前は全てのよそ者は許可なく立ち入ることができない島だったのですよ。観光客が訪れることによって島の自然や生活が変わってしまうことを酋長さんたちが許さなかったのです。

それでも映画の影響もあって日本人観光客からのニーズが大変多かったので、アルファやサウスパシフィックツアーズなどの日系旅行会社が、地道な交渉を続けて、まずは日帰りツーの許可を取りつけたのです。そして日帰りツアーを繰り返すうちに日本人観光客のマナーの良さと、ハンドリングする旅行会社の信頼が定着して、やっと宿泊ツアーが売れるようになり、今では日系のホテルが建つところまでになりました。

そうはいっても、未だにほんの一部の地域が観光客に開放されただけで、決して個人レベルで自由に訪問できる島ではありません。また、そういったウベア島民とのいきさつも知らずに個人手配でウベア島を訪れることは、重大なトラブルを起こす可能性があり、下手をするとまた観光客の出入りが禁止されてしまうことにもなりかねません。

いま、日本人観光客がウベア島を日帰りで訪れたり、泊まりがけで観光することができるのは、大変な努力の末にツアー許可を手に入れた日系旅行会社があるからこそです。
また、ツアー会社の遂行するツアーの料金の中にはヌーメア間のホテルと空港の送迎や、ウベアでのホテルと空港の送迎などすべてコミコミになっています。ニューカレドニアの場合、個人手配をするとそういった送迎が付いていませんからヌーメアではタクシーを使うことになったり、離島に行ってからは足の手段が無くて誰もいなくなった空港で途方に暮れる可能性があります。

文化、習慣の違う異国では、日本の常識が通じないことがままあります。飛行機が飛んでいるからといってチケットさえ買えば誰でも行ける所ではないということをご理解くださいませ。

旦那様、さっそくのお返事ありがとうございます。

なるほど、そういう経緯があったとは知りませんでした。
あの料金設定にはやはりそれなりのフォローが含まれているということですね。
もし、ウベアに行く際はツアーを頼もうと思います。
やはりロイヤリティ諸島にはなんらかの形で訪れたいものです。

AQUAにもよらせていただく予定ですのでよろしくお願いします。
では。。

どうもこんにちは！そうですね、旦那のおっしゃるとおりです！

けんさんの今回の「ウベアに行きたい」と言う話があったついでに僕の方で補足を付け加えるのであれば、ニューカレの離島はウベアだけでなくてイルデパン、マレ島、リフ島と全ての離島において飛行機だけの手配ではいけません。本当にこの送迎をどうするか、この問題が一番の課題になるのです。

僕のところに良く「イルデパンの飛行機だけを手配して日帰りをしてくる」と言うお客様もいますが、ウベアだけでなくこれまた全く飛行機だけで行くとどこにもいけなくて泣いてしまうことになるでしょうね。

かつて僕はイルデパンの日帰りツアーのガイドをしていた時期が長くありました。日帰りのお客様のガイドとして一緒に飛行機に乗っていくのですが、たまに飛行機だけでイルデパンにきて困惑している日本人を見かけてました。 最初、僕は「同じ日本人だしかわいそうだから一緒に送迎を世話しよう」と思って救出しました。

ところが・・・これが後に大クレームになってしまいましてね（笑い）。つまりちゃんと正規の日帰りツアー代金を支払っている人から見ればめちゃくちゃなるヒンシュクになるのです。僕としては人間として正しいことを行ったつもりですが、ヌメアに戻ってから反省文を書いて日本の大手旅行会社にお詫びをしたことがありました。

ということで離島には全く送迎手段と言うものはないのですが、一緒に来ているガイドも絶対に飛行機だけで着た人を救うことはしません。ですのでまったくけんさんの話とは変わってきていますが、間違っても飛行機だけを使って離島に行くことだけは考えないでくださいね。

ちなみにイルデパンで空港からいわゆる有名なビーチまでは歩いて行ったら間違いなく半日は過ぎるでしょうね。ウベアだったら自転車でも１時間近くかかるから歩きだったら・・・・。マレ島やリフ島では間違ってうまくいけばヒッチ・ハイクが成功するかもしれませんが、酋長文化などの世界で、観光客が立ち入れない世界とかがあったりしますので、運を天に任せる、っていうレベルではないですね・・・