女将のフラワー講座

亜熱帯に位置するニューカレドニアには日本本土では見ることが出来ない花が沢山咲きます。 ニューカレドニアの花の季節は11月から12月が最盛期でその頃になると ニューカレドニア中花が咲き乱れます。 そんなとき花の名前を知っていると、もっとハッピーな気分になりませんか? ココでは、比較的ポピュラーな花を幾つか紹介します。

  

HIBISCUS(ハイビスカス)

ご存じハイビスカス。一番ポピュラーなのが、この赤い色のハイビスカスです。 いろいろな種類があり、八重咲きのハイビスカスなどもあります。基本的に匂いはありません。 年中咲いています。

  

PLUMERIA(プルメリア)

フランス語では、FRANGIPANIER(フランジパニエ)といいます。 白い花が一番ポピュラーですが、その他に黄色、ピンク、濃いピンクと様々な色があります。 ジャスミン系のとてもいい匂いのする花ですが、枝や葉を折ると白い液がでてきて、 その液は猛毒なので気をつけましょう。(花自体には毒性はありません) 昔は、この白い液を矢尻につけて狩猟していたそうです。

   

  

POINSETTIA(ポインセチア)

これはトロピカルな花と言うわけではないのですが・・・ 日本ではクリスマスの寒い季節になると花屋さんでよく見かけるようになるので、 こんな暖かいところでは見かけないだろうと思われる方も多いはず。 でも、原産国はメキシコですので結構こういった南国の島でも見かけます。 この花の特徴は、その国の寒くなる時期に花が咲き、その周りの葉が赤くなったり 白くなったりするということ。ニューカレドニアでは、7,8月になると赤くなります。 日本では鉢植えしか売っていませんが、ふつう1m 程まで成長するので、 北部東海岸を運転していると、この花できれいに生け垣を造っている家をよく見かけます。

   

  

BOUGAINVILLIER(ブーゲンビリア)

この木も、いろいろな色がありこのほかに白や赤に近いピンクなどもあります。 様々な色に変わる部分は、実は花ではなく花の額が大きく変化したところで、 本当の花はその中に咲いている白い小さな所。
花自体の開花期間は短いのですが、ニューカレなら1年を通して咲いているし、 花が落ちた後も額の部分はある程度残るので遠目に見るといつも カラフルな花が咲いているように見えます。カラフルな額の部分は、 枯れにくいのでレイを作ったりするときにも重宝しますが、枝には鋭い棘があるので気をつけましょう。

  

TIARE(ティアレ)

日本でよく見かけるクチナシの一種。
日本にあるのは、中国が原産で花は八重ですが、これはオセアニアが原産で花は一重になります。 ティアレという名前も、タヒチ語になりニューカレドニアよりもタヒチで見かけることが多いようです。 花はプルメリアより一回り小さくなりますが、クチナシ系のとてもいい匂いがするので、 タヒチアンはよくこの花でレイを作ったり髪の毛に飾ったりしています。

  

   

   

  

NIAOULI(ニアウリ)

ニアウリの花です。だいたい涼しい時期に咲くのですが、 私は勉強不足で詳しいことは余りよく知りません。 匂いもないのでわかりにくいですが涼しい時期に来て、 ウァントロの丘を見上げるといつもは緑1色の丘の所々が白く浮かび上がっているのが見えます。

   

   

  

LANTANA(ランタナ)

ランタナという木の花です。 離島に行くと道の脇などに群生して咲いています。大きくなると背の丈ぐらいまで育ちます。 花の一つ一つは小さいですが、沢山で咲いていると見応えがあります。花の色が微妙に違うのも魅力です。

   

   

  

ALLAMANDA(アラマンダ)

アラマンダというとても綺麗な花が咲く木です。 この黄色の花が一番ポピュラーですが、濃いピンク色の花もあります。 ニューカレドニアでは1年中花が咲いています。