ニューカレドニア 水中ウエディングの旅

 今回世界で初めての水中ウエディングをしたということで、せっかくの想い出を覚えているうちに記しておこうと思い、PCに向かいました。記憶が定かでない部分や勘違い、記述の誤りなどもあると思いますがご了承くださいませ。

少しでも楽しく読んでいただければ幸いです。ばぶきち

 

8/17(土)8日目

 いつものように朝食を食べていると、隣のテーブルの人の読んでいる新聞が目に入った。アルバムを受け取った時にみわこさんから我々の水中ウエディングが新聞に載るみたい、という話を聞いていたので、ふと気になったのだ。恰幅のいいフランス人らしき男性が読むその新聞の表紙は真っ青で、どこかで見たような。。。。もしかしてあれって、昨日受け取ったアルバムの中にあったショットじゃないの??

 ええっ、まさか新聞の一面???身体中の血を熱く感じながら、私はものすごく不自然な格好でおじさんの手にする新聞の表紙を見ようと眼をこらしてしまい、少し怪訝そうな顔をされてしまう。いつもより落ち着かない気分で食事を終え、お店を出たところにあった新聞へと小走りに駆け寄った。・・・やっぱりそうだ、こんなに大きく載るなんて・・・!しかも我々の名前までちゃんと書かれてある。他はフランス語なのでおそらく“海の中で結婚式をした”と書かれているであろうタイトル以外は、なにがなにやらさっぱりわからない・・・(号泣)

 おや、写真の下に小さく書いてあるのは“8ページ目参照”って意味っぽいなあ・・・と思いページをめくると、なんとそこにも全面にでかでかと写真&記事が。ここには指輪の交換、署名のみならずキスシーンの写真まで・・・かなり恥ずかしいが、自分たちじゃないみたいだ。2ページともまるまるカラーで、よく見ると私の頬の傷もうっすらと。。。うう、顔に傷のある状態で新聞に載るなんて、カッコ悪い(涙)しかし、これは本当にいい思い出になった。 その後、町に出ると新聞が置いてあるお店についつい目が行ってしまい、青い色を確認してはにやにやしてしまったのである。

 9時になったのでツアーデスクまで行ってみた。予想通りごった返しており、ものすごい怒鳴り声でわめきたてているおじさんが怒り狂っているようだった。他のお客さんまでがびくびくしている状態に、もう少し落ち着いてから聞いてみようと出直すことにした。そうして、昼前にようやく“月曜日にならないと臨時便が出ない”ということが判明し愕然。会社へ事情を説明する電話や仕事の段取りを考えてしばらくおたおたしてしまったものの予定外の延泊は、これをしよう、あそこに行こうとがつがつすることもなく、本当の意味でののんびりしたリゾート暮らしができたような気がする。貴重な経験が出来て本当によかった。

 そんなわけで帰国が延期になった我々は、とりあえずランチチケットをもらってビーチサイドのル・ファレに向かう。ビーチがまん前の席に通され目の前には絵に描いたような鮮やかな景色が広がっている。この日はバーベキューランチ。「プレッション・・・two!」と嬉しがって言う私に横から「deuxやろ」とツッコミが入る。とことん決まらないなぁ。。。とほほ。太陽は上機嫌で白いビーチを照らし、金髪のおこちゃまがうれしそうに砂と戯れている。遠くの方にトップレスの方を発見し、思わず身を乗り出してしまった。(機材故障のおかげでええもん見せてもーた)などとすっかりおっさん化。その後もなにかあるたびにラッキーしたなぁ、と思わずにはおれない私であった。

 午後からは水族館でノーチラスや薄いブルーが美しい海老などに目を奪われる。古い建物だが種類も多くなかなか楽しめた。町でいくつか見かけたキャラクターのお店「トリコ レイユ」はニューカレドニアに住む縞蛇をモチーフにしたものらしいが、ここでホンモノにお目にかかることが出来た。定番のキャラクターの顔は半分瞼が閉じた目つきの悪い顔立ちなのだが、ベビー服についている赤ちゃんの顔はお目目ぱっちり、おしゃぶりまでくわえていてかなりかわいらしい。8月初旬に生まれた姪っ子のお祝いにと、ここのベビー服を購入。面白かったのは、ここで販売していたキャラクターのハガキ。それぞれサーファーだったりグラサンをかけたりといろんな格好をしている中に日本人ツーリストと書かれたイラストがあり、そこには首からカメラを下げて麦藁帽子をかぶったトリコ レイユの姿が。ニューカレドニアの人から見た日本人のイメージってこうなんだろうなぁ。。。と、なんだかちょっとうなだれてしまった。