ニューカレドニア 水中ウエディングの旅

 今回世界で初めての水中ウエディングをしたということで、せっかくの想い出を覚えているうちに記しておこうと思い、PCに向かいました。記憶が定かでない部分や勘違い、記述の誤りなどもあると思いますがご了承くださいませ。

少しでも楽しく読んでいただければ幸いです。ばぶきち

 

8/18(日)9日目

 日程が厳しいから、と乗るのを諦めていたプチトレインで森林公園へ。この車はバスよりもスピードが遅く日本語での説明アナウンスが流れるので、さんざん歩きなれたアンスバタやシトロン湾なども、その名前の由来や案内などを聞きながら乗るとまた違った風に受け止められる。ヌメアの中心部をぐるりとまわっていくのだが、この日は日曜日。ヌメアのお店のイメージは「早くオープンして、昼はたっぷり休んで、夜が早い」なのであるが、それも日曜日だと関係ない。ほとんどのお店が休みなのだ。ちょっと残念に思いながら、中心部を抜けたプチトレインはそれまで我々の乗ったバスでは通らなかった道へと進んで行く。見たことのない景色に目を転じながら心地よい揺れに身を任せていた。

 動物園、植物園、自然公園が合わせられた森林公園では国鳥である飛べない鳥、カグーをはじめいろんな鳥が檻に入っていた。かとおもうと、見事な色の孔雀が羽を広げながら道の真ん中を占領している。27haもあるという広い敷地をのんびり散歩しながらぐるりと見て回ると途中に雨がぽつぽつ降ってきた。傘がないと困るほどではないがのでそのまま歩いて、東側のセントマリー湾の風景にしばしため息。次発のプチトレインに間に合うように入り口へ戻り、そのまままた車窓からの景色を楽しみながらホテルへ戻る。

 ウアントロの丘の東側にあたる海の深いブルーを左手に見ていると、ランニングや犬の散歩をしている人が目に入る。のんびりした昼下がりだ。メリディアンのフロントで下車した我々は部屋でごろごろするお友に、とツアーデスク横にあるライブラリーへ。ここでもまたマンガが置いてあったのだが、さすがにイル・デ・パンとは違いものすごい数だ。ここへ遊びにきた人がどんどん寄贈していってるようだった。

 さて、今度こそ本当の最終日のディナーだ。延泊と、食事が航空会社から支給されていたので選択の余地がないのが辛いところだったが、やはりチケットを無駄にして他の店に行くのももったいない。この日はメインがフォアグラステーキのフレンチビュッフェで、その場で焼き立てをサーブしてくれる。彼はフォアグラは苦手で、ほぼ食べることなどなかったのであるが、表面がカリッとよく焼けたちいさな肉片をクラッカーに乗せて出されたものは非常に美味しそうで、つい手が出てしまったようだった。その後おかわりまでしていたので、よっぽど口にあったのだろう。私自身もそれほど固執はしていないものの、確かにここのフォアグラはいい。ついついワインをごくごく飲んでしまい、部屋に帰ったときにはベッドに引き寄せられるようにして眠りについてしまった。