母と子のマレ・リフー・ヌメア  10日間の旅

登場人物は、NC上陸二回目の私・みちよと息子・はると(もうじき3歳) そして初上陸の私の親友・ゆきじかあちゃんとその息子・こうへいの4人 そして、NCのみなんさんです。AQUAのHPそして冒険の島・佐倉さんのアドバイスの下、入念な計画をたて、再上陸を試みた私達の珍道中の記録をお楽しみください。

 

3月2日(日)

 なんやかんやで、NC到着!!7:35

 タラップを降りた瞬間、「おっと、温室に入り込んでしまった」という感じ、暖かい?いや暑いかも。そんなことより、両替えに行かないと・・と走る私、これも前回の教訓!早く入国審査を済ませ、荷物が出てくる前に両替所に並べ!日曜到着のため町では両替ができないため、空港でしておかないといけないのであります。鼻息荒くして両替所に行くと、誰も並んでいない・・・あれええ、前回は、長蛇の列で2〜30分は待たされたのに、肩透かしを食らわせられながら両替えを済ませ、空港出て右のツアーデスクがある方へ。

 もうその頃には日本から着ていった長袖のシャツやズボンはうっとおしく、子供には風邪を引かせては、とモモヒキまで履かせていたので、「暑い暑い!」と、騒がれてあっという間にランニングに短パンと、真冬の日本からは想像の出来ない格好になりました。「冒険の島」のツアーデスクで「モンドォール」を一本づつもらい(この一本がこの先大変役に立ちました)バスに乗り込み、いざヌメア・アルファインターナショナルのオフィスへ。

 本日の予定:17:25マレ島への飛行機出発までヌメア市内をうろうろする。


 9:30 オフィス到着、スーツケースは預かって頂けるので、少し荷物整理をして、いざアンスバタへ。

 まずは子供達の念願のプチトレインに乗るためパームビーチへ歩き出す。だんだん暑さが身体に効いてきた。子供はすでに顔が真っ赤で湯気が出そうである。おそらく、まだ身体が順応せず毛穴が開かないでゆでだこ状態といった感じ。これはマズイ、熱射病になってしまうと、先ほどの「モンドォール」をちょいちょい飲ませながら10分くらい歩きパームビーチに到着。プチトレイン出発11:00まで時間があるので、私の大好きなジェラード屋さん「La Sorbetiere」で大好きなCocoのアイスを食べ、子供達も道端に座り込み、溶けるアイスと戦いながら必死に食べていました。11:00はとうに過ぎてプチトレインがやってきた。

 大人は1000F子供は500Fと思い、お金を運転手に差し出すと、「違うんだ」という感じで言っている。「細かいのがないんだ」と大きな札を見せおつりをもらおうとやり取りしているうちに、運転手さんが「まあいいや」といった感じで、ディスカウントしてもらっちゃいました。 後で気がついたが、2003年から時刻表と料金が変わっていた。ツアーデスクで貰ったプチトレインの表冊子に変更の紙が挟まっていた。正確には大人1100CFP子供550CFPでした。


 ヌメアの町の中を熱風に吹かれながらしばし観光! まじめに!暑かった。少し後悔が横切りながら・・・(こんなに暑かったけなあと長時間フライトの睡眠不足の身体には堪えたのでありますが、身体が順応するのは早く、次の日にはもうすっかり現地人のように夏をエンジョイしていたのであります)

 12:35 ぐるり市内観光一周したプチトレインは元の場所へ到着。私達は、次の目的地・「我らのAQUA」目指して、バスに乗り、いざシトロン湾へ・・・女将や旦那、エンゾの顔を見て、やっと、落ち着ける場所に帰ってきたあという感じ。ああ、お二人プラス一匹もお元気そうで・・・再会に心潤ませながら、「腹減ったア」と、女将を連れ立って{バラック屋台}へ(参照;旦那の昼飯) ここのサンドイッチはおいしいんです。私が好きなのは豚肉の甘辛煮とパクチーが挟んであるやつ! 他にも、ふつうのチキンなんかもグウ!

 子供達はAQUAの中を走り回り(ご迷惑おかけしました)、母どもはお土産を物色しながら女将と旦那から新・リフー情報を聞き出し、しばしAQUAに居座っていました。その時、何気なくゆきじかあちゃん(やっと登場)が買ったタマヌオイル!これが、これからの離島旅行で大活躍するとは・・・

 そして、次に向かうマレ島には、近くにスーパーが無いためこのヌメアである程度の飲み物やお菓子などを調達しておかなくてはならない。そこで、AQUAの斜め前にあるサン・マーケット(コンビニ)で、1.5Lのモンドォール2本、私の大好きなオロ(NCの有名なジュース)を何本か、それに、ヨーグルトなどを買い込んだ。

教訓その2:マレに行く時は飲料を持っていくと便利。

16:00 オフィスに戻るためAQUAを後にする。

16:40 空港へ向けてマイクロバスで出発

17:00 空港到着。ここで非常事態発生、はしゃぎすぎた子供二人が爆睡!片手にスーツケース、そして先ほど買い込んだ多量の食料、背中にリュックそして14kgある寝ている子供を抱きかかえ私達は ヨタヨタと空港内へ。片言の日本語を話すフランス人のおじいさんツアーコンダクターはスーツケースは運んでくれたものの、睡眠不足と暑さにやられている私達に向けて容赦なく日本語を操りおしゃべりしてくる。はっきり言って私は聞いていなかった。人の良いゆきじかあちゃんは、ちゃんと相手をしてあげていた。ご苦労さん。

17:25 なんとか、エアカランに乗り込み、寝ている大きな荷物を椅子に置きひと時の休憩。毎回感じるのだが、エアカランのあの小さな機体に乗っていると、エアバスとは違うスピード感に、ちょっと死を覚悟したりする。がんばれ・がんばれ!と心の中で念じてしまうのは私だけだろうか・・・だから、真剣に救命胴衣のつけ方なんかも見ていたりする私は、小心者か?


 18:00マレ島に着陸。心の中で、万歳三唱!タイヤが地面についた瞬間に「よくやった」とパイロットを褒めていた。まだ寝ている奴を抱きかかえ、スーツケースを受け取りに、飛行場の外へ、迎えの人はどの人なのだろうか・・・薄暗くなってきた駐車場、それらしき人がなかなか現れず、キョロキョロ。自己アピールしていると、おじさんが手招きしてくれました。同じ車にフランス人の夫婦(40代)も乗り込み、合計6人を乗せたバンは、もうすっかり暗くなった夜の道を走り始めました。

 果てしなく長い一本道、その先に一台の車が止まっていて、手を振っている。「まさか、強盗?車を乗っ取られたら・・」などと、少しビクビクしていると、警察官らしく、バッテリーがあがってしまったらしい、「だれか水を持っていないか??」との事。喜んで、私は先ほどの1.5Lを差し出した。 

教訓その3:マレ島に行く時は、モンドォールを忘れずに・・

 それから、また闇夜をひたすら走り続けた、相当なスピードで・・・それでも、なかなか町らしいものは見つからず、たまに明るい民家が見えたり、店らしきものがある程度で、ほんと田舎道を走っている感じだった。

やっと着いた、ネンゴネ・ビラージュ。

 ウエルカムドリンクを頂き、バンガローに案内された。部屋の中も薄暗く(いや、ムーディーな)私の電源はOFFになった。早く横になりたく、夕食も断り、買ってきたサンドイッチなどで済ませました。さっさと、子供達をシャワーさせ、寝ることにしました。

 ネンゴネは1つのバンガローに二つのセミダブルのベッドがくっついて置いてあり、さらにもう1つベッドが入り口に入って左側においてあります。そこで、私達は、2つのベッドをずらし、もう1つのを引きずって動かし、無理やり3つ並べて4人で雑魚寝しました。

教訓その4:ベッドは動かして良し!    これは、ご家族連れの方にお薦めします。子供がベッドから落ちる心配がありません。

やっと、二日目が終わります。明日からが本番!たっぷり寝ましょう