母と子のマレ・リフー・ヌメア  10日間の旅

登場人物は、NC上陸二回目の私・みちよと息子・はると(もうじき3歳) そして初上陸の私の親友・ゆきじかあちゃんとその息子・こうへいの4人 そして、NCのみなんさんです。AQUAのHPそして冒険の島・佐倉さんのアドバイスの下、入念な計画をたて、再上陸を試みた私達の珍道中の記録をお楽しみください。

 

3月4日(火)

 今日は朝からいい天気、幻のビーチ’SHINI BEACH’を探しに行きました。

 今日も朝から元気な子供達に起こされ、レストランへ軽くモーニングを食べに行きました。まあまあ・・・そして、身支度を整え(水着着用)、いざ!SHINIへ・・・

 そこで、大活躍するのが、皆さん、ご存知の’ネンゴネの懐っこい犬’の登場です。一日何をするでもなく、ある時は砂浜で寝そべり、またある時はレストランのテーブルの下で横たわり、「こいつ、野良ちゃんかああ」と思っていたら、大間違い!!

 私達が、一度「SHINIのビーチまでお願いしまあす」と言ったならば、突然起き上がり、通称・お母さんワンワンとお父さんワンワン(子犬が居たから・・)が、私達を先導し始めたのです。ワンワン2匹は、獣道のようなジャングルの中を軽快に歩き、私達子連れがモタモタ歩いて離れるようなら、ちゃんと座って追いつくまで待っていてくれるんです。

 途中にいくつかある、ダミーのビーチ(SHINIじゃないという意味)に私達が降りていこうとすると、ワンワン達は、まだそこじゃない!というように更に、歩き続けるのでありました。チビ連れの私達の足で40分はかかってしまいましたが、やっと着いたビーチ!ワンワン達に、「ここですか?」と念を押すと、彼らは、黙って砂浜の木陰で休みだしました。ああ、間違いないここが幻のビーチだ。私たちは確信し荷物を置きました。着いた頃には、汗がにじみ出ていました。

 私たちが、早速ビーチで遊び始め、先発隊・私が海に入った矢先に! 何か、青いひろひろした物体が流れてきたなと、思った瞬間、ズキン・と鈍いいや鋭い痛みが身体を走り、「なんじゃあああ」私は、痛みと驚きに何が起こったかわからなくなりました。後で知ったのですがあれは、「電気くらげ」というものらしい。めったに、現れるものでないらしく、そんなもんに刺された私は運が良いのか悪いのか・・・・

 とにかく、その痛みはなんと言っていいものか、右足全体がどんどん痛くなり、’くらげ’だなんてちっとも思いつかない私は、傷口を吸出したり、タマヌオイルを塗ったりと足を摩って痛みをごまかしていました。他のみんなは、そんな私をみて怖気づき、海には入れずビーチで砂遊びをしていました。その痛みは、1時間近く続いたでしょうか・・・そのうち忘れてしまいましたが、、、のち’くらげ’と聞いて、のけぞったのは言うまでもありません。

 そうこうしているうちに、子供達が帰ろうと言い出し、(言い忘れましたが、結構暑かったせいかな)昼前には、帰路につくことにしました。突然、わん公達が、一斉に警戒声で吠え出し、「なんだなんだ!!」びびった私達。すると、森の中に二人の男、「火を持っていないか??」という、ジェスチャー(たぶん)、「NON NON」私達は、必死、わんわんも必死(それ以上、近づいてくるなよお、何も持ってないぞお)。推測するに、森を散策する現地ツアーガイドと旅人、といった感じかなあ。私達が、要望に応えられないのがわかったようで、彼らは大きく手を振りながら森の中へ消えていきました。

 ワンワン達、ありがとう。。君達はボディガードでも、あるのですね。助かりました。と、お礼に水をあげました。「さあ、もう帰りましょ、また、お願いね」と言い、ワンワン達の後をついていきました。

 しばらく、歩いていくと、森の先に先ほどの二人!何かしています。ここは元気に、手を振ってすばやく通り過ぎよう。。。と内心。ところが、ガイドさんらしき人が、私に向かって、ココナツを差し出し「あげるよ」と言っているよう。もらい物に弱い私は、警戒心がどこへ行ったか、いそいそと近づいていき、手を出していました。その人は、丁寧に4人分ココナツの皮を剥いてくれ、飲み方がわからない私達に、穴を開けて、飲み方を教えてくれました。いままで飲んだココナツの中で一番おいしかったなあ。彼らは、そこで昼飯でも食べるようで、私達はお別れをし、先を急ぎました。(もちろんワンワンは待っていてくれました)

 ホテルに着いた時には、もうランチの時間は終わってしまっていました。ということで、部屋に戻り、日本から持参したカップラーメンとレトルトご飯にふりかけ、という豪華メニューで楽しみました。

 午後は、プールや卓球をしたりのんびり過ごし、ディナーに向けて準備万端(お腹)。鼻息荒く、レストランへ、、今夜の標的は憧れの「ヤシガニ」ちゃんです。これが、おいしかったああ、今までの中で一番のヒット作、私好みのココナツ&カレー&ガーリック風味でした。手をべたべたにしながら残ったソースにパンをつけ、皿まで舐める勢いで、ゆきじかあちゃんと「うまいうまい」と平らげました。

 後は、シャワーを浴びて寝るだけです。その頃になると、昼間の日焼けが痒くなり(ちゃんと、SPF50ばっちり塗っていたんですよ)。子供達も、痒い痒いの大合唱、私も水着の跡が痒くて、ボリボリ。そこで、AQUAで買ったタマヌオイルの登場です。身体全体にぬりぬり、痒いところにぬりぬり・・・ホント、効いたんですよ。子供達も落ち着いて寝ました。夜中に痒くて起きた時も、ぬりぬり、すると痒みが静まってすぐ寝付けました。

教訓その5・離島に行くならタマヌ!