ニューカレドニア国際マラソン(フルマラソン)の旅

2004年ニューカレドニアマラソンに参加されたQさんから参戦記をいただきました。 今後マラソンに参加予定の方は是非参考にしてください。

  

 いつもホノルルマラソンに参加しているのですが、2004年は、はじめてニューカレドニアで走ることにしました。2004年8月22日は私の誕生日ということもあって、運命を感じて出場することにしました。ホームページでオフィシャルサイトを探したのですが、日本語版がなく、また走ったことがある人のサイトも少なくどうやって参加するのか探すのには若干苦労しました。参加される人に少しでも役立つ情報をと少しまとめてみました。(フランス語や英語が苦手な方の為に)

☆ツアーを開催する会社が少ない。

 4,5月位からボチボチ宣伝。2004年は私の知る限りで2社だけでした。
問合せは早くからしているとパンフレットが出来た時に送ってくれたりします。

○ 開催日決定が他の海外マラソンより決まるのがゆっくりしているようです。
大体の開催日はもう少し前からわかっているようです。

○料金は20万円前後というところでしょうか。

☆マラソン自体の感想(ゆっくり市民ランナーペースの方の為に)

●暖かい場所ですが、スタート時間がゆっくりでお日様が昇ってからのスタートです。割と乾燥した暑い大会でした。エイドステーションには水のみ置いてありました。 スポンジエイドもありました。

● とにかく広々とのんびり走れます。参加人数も少なめですし、景色は綺麗ですし。沿道にマラソンの為の応援が沢山出ていることはありませんでしたが、地元の方がお散歩していたりと大会が地元の雰囲気に馴染んでいて、のどかな雰囲気です。特にマイペースランナーにはお勧め

● 汗はかいていると思うのですが、乾燥していたせいで汗で服が重たくなることはありませんでした。でも喉がカラカラになったので、給水十分必要という方にとっては少し辛いかも。暑い中、水分が一定期間とれないという経験を練習時にしておくと楽かもしれません。(覚悟してかかっておけば給水場所でしっかり水分補給できると思います)

●意外に坂がありましたので、海岸線沿いだから平坦だと思うと大変です。

 思ったより厳しいコース&状況で、甘く見すぎていたのか、制限時間(5時間)を超えてしまいました。その時は走っている限り、見捨てられませんでした。歩道を走っていましたが、トラックでスタッフの方が水を運んでくれました。アットホームで、心温まる大会です。
 きちんきちんと整備された大会も良いですが、少し環境が苛酷でも景色と人が癒してくれます。青い海やマングローブの森を眺めながらの42.195KMの旅はお勧めです。今回の旅では、友人が熱をだしてしまい、なかなか歩き回ることができなかったのですが、皆さんに助けられて温かく接してもらい、本当に助かりました。心の優しい人の多い地域だと思います。
 表彰式が翌日の夜にありました。どうも誰でも参加して良さそうでした。トロフィーが、統一されていなくて、年代別女性の3位と男性の1位のトロフィーが一緒だったりするという余りキッチリキッチリしていないところが南国の穏やかな大会だなぁと思いました。

 記録証も無いのですが、ゴールのところで写真をとってくれて、ゴールアーチにあるタイムが自分の記録の証明写真になりますので、素敵な記録証だと思います。途中辛くても笑顔でゴールをお勧めします。本当にのどかな素敵な大会でした。