投稿旅行記≪ゆみこ編≫

シドニー在住のyumikoさんのニューカレドニア滞在記です。

 

1日目

2002年6月16日(日)

 遂に来ました念願のニューカレドニア出発の日です。1ヶ月程前からインターネットやガイドブックとにらめっこの日々を乗り越え、遂に出発当日を迎え2人とも朝からワクワク気分です。

 忘れ物の確認もせずに、いざっ出陣です。気分はすっかりフランスへ乗り込む英国戦士の如く。早速搭乗手続きを済ませ、出国審査を終え、鼻息も荒くゲートへ向かうがそこには我らの期待を裏切るべく見慣れたカンタス航空が・・・。『なんでカンタスでフランス行かなあかんねん!』

 てっきりAir Carin に乗れると思いきや共同運行のため飛行機はカンガルー印。民族衣装のスッチー(スチュワーデス)が見れると思ったのに・・・。まあ、向こうに着けば同じ事だし、気分を取り戻し、いざフランスへ。飛行時間2時間30分の快適な空の旅。あっ!という間にそこは南の楽園・天国へ一番近い島≪ニューカレドニア≫です。

 空は快晴、小高い山々と椰子の木、空港にはやっぱりフランスの国旗が。『つ・ついに来ました。南フランス・ニューカレドニア!』。小さな南国ムード満載の空港で入国審査を無事に終え、外へ出てみると黒くて巨大なお兄さんがお出迎え。どうやらこの人が我々をホテルへ案内してくれるらしい。念のため英語で話し掛けてみたが、“し〜ん” 反応なし。どうやらフランス語じゃなきゃだめらしいぞ。。。どうなる事やら。

 空港からホテルまでに40分程のドライブ。メラネシア人の太っちょ無口なガイドさんに連れられプジョー製のバスでホテルへ。『いや〜、英語が全く通じないね〜』、『入国審査でいきなり“ぼんじゅ〜る”って言っちゃった』とか盛り上がる2人。街並みを眺めながらやっとホテルに到着。ふむふむ思ってたよりも良いホテルかも。荷物を降ろしながら太っちょ無口なガイドが一言『はい。どうぞ。』と完璧な日本語。ははは、日本語しゃべるのね。

 チェックインを無事に済ませ、お部屋を確認し、すぐに近くを散策する事に。AQUAさんから頂いた情報を元にちょっと腹ごしらえと考え、近くのお店へ。そこで現地のビール(NO.1)と揚げネム(春巻き)をオーダー。

 これが美味いのなんのって、もう最高でした。有難うAQUAさん。でも、オーストラリアドルってかなり安くてビール1杯がなんと350CFP。オーストラリア1ドルが70CFPなのでなんと5ドルもするじゃんか! 高っけ〜。ちなみにオーストラリアだったらビール1杯3ドル位が相場。揚げネムも1000CFPだった。う〜んこれは贅沢はできんな。

揚げネムとナンバー1ビール
シトロン湾の夕焼け

 ホテルへ戻り、シャワーを浴びて気分すっきり。さてとAQUAさんへお礼を兼ねて、ご挨拶へ行きましょう。幸いホテルから歩いて数分という立地条件だったので、結局毎日通っちゃいました。はは(お忙しいのに毎日お相手有難うございました)。旦那と初対面。ニューカレドニアの気候のように大らかで温かい方でした。言っときますけど、体格じゃありませんよ。性格です、性格。(笑)

 夜は旦那のお勧めでDUKE'Sというステーキ&シーフードのお店へ行きました。2人ともその日の興奮が続いていたので、思わずフランス初のステーキに食らいついてしまいました。本日のメニューは子牛のフィレステーキ・レモンソースがけと厚切りランプステーキ200gでした。もちろん、おフランス産のボルドー赤ワインも頂いてしまいした。おっほっほっほっほ。

 日頃オーストラリアの巨大なステーキばかり食べてる我々には量的には満足できなかったものの(食い過ぎです。はっきりいって。)お味の方は最高でした。特にワインもオーストラリア産のワインとは全く違い、おフランス産のワインは上品そのものでした。あ〜美味かった。 この日は酔いどれ気分でホテルへ戻り、あ〜おやすみなさ〜い。

子牛のフィレステーキ・レモンソースがけ
厚切りランプステーキ200g