水族館(AQUARIUM DES LAGONS)

2007年9月

 待ちに待った水族館が新しくなって2年ぶりにオープンしました。以前は本当に小さな水族館で、研究施設をちょっと豪華にしたようなつくりでしたが、新しくリニューアルされた建物はとても立派で綺麗なつくりになっています。

 日本の水族館に比べると規模は小さいですが、ニューカレドニアに生息する水生生物を楽しく観察することが出来ます。また、以前の水族館と同じく、自然光を利用した水族館と言う点では世界的にも珍しい水族館です。

 入場料金は大人1,000フラン、子供(3〜16歳)500フラン、シニア(60歳以上)750フラン(要証明)。10時から5時まで(入場は3時まで)。月曜休館です。

 館内はブース事に違う雰囲気になっています。先ずはニューカレドニアの淡水に棲んでいる生物のコーナー。恐竜時代から生きていると言われているニューカレドニアの固有種のめだか(Galaxias)も展示されています。

 次のブースは浅瀬のラグーンに生息している生物のブース。上から覗くことの出来る水槽では大きなシャコ貝、ナマコ、エイの子供など珍しい生物を見ることも出来ます。

 水族館で一つ不満があるとすれば、魚の名前に日本名の説明が付いていない事。珍しい魚を紹介します。水族館に行ったら探してみてください。

イザリウオ
海底を2本の進化したヒレを使って歩きます
モクズショイ(クモガニ科)
海綿や海藻をつけて擬装しています
オトヒメエビ
とてもカラフルなエビでダイバーに人気
クマノミ
いつもイソギンチャクに隠れている魚
 こんな珍しい物も展示されています。これは「ひかる珊瑚」。暗い中で紫外線を当てると、蛍光色に発光します。世界でもニューカレドニアに生息する珊瑚だけがこのように発光します。
 先へ進むと、こんな大きな大水槽もあり、サメやナポレオンを間近で見ることが出来ます。大水槽の前には椅子が設けてあり、タイミングが合えば餌付けショーを見ることも出来ます。
 最後にはやはりニューカレドニアの固有種で、深海に生息している「オオベソオオムガイ」を見ることが出来ます。筒型の水槽の周りには椅子があり、少し薄暗くヒーリングミュージックのかかっている場所でオオムガイがふわふわと泳いでいるのを見ると、癒されます。

 所要時間は通常約1時間ぐらい。但し、土、日や水曜日の午後、現地の学校が休みの期間などはローカルで混んでいて、入場料金を払うのに30分ほど待つ頃もあるようです。狙い目は平日の午前中もしくは午後早い時間ですね。実は水族館の中では別ルームで、何時間かおきにアニメーションによるクイズもやっているのですが、フランス語版しかないので、フランス語が分からないと全く面白くありません。そんなのもやっているとだいたい全て終わるのに2時間ぐらいかかるので、入場は3時までとなっていますが、水族館だけの見学なら1時間でじゅうぶんです。