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カフェロラ・日仏コーヒー農園

 ニューカレドニアの玄関、トンツータ空港の少し北、トンツータ川沿いにカフェロラ・日仏コーヒー農園があります。この農園は2000年から農園主の松本さんがリタイヤ後の第2の人生の夢をかけて、現地の友人とともに切り開いた新規開拓農園で、2004年からコーヒーの収穫が始まりました。今回2005年の最初の収穫をするということで、その様子を見学させていただきました。なお、今の時点では一般には公開されていませんが、隣接地に次期開拓予定のエリアでは観光農園も併設する予定とのことですので、近いうちに皆さんも見学できるようになると思います。

書籍の紹介

「楽園(パラダイス)への旅」 松本健&久美子 著

 楽園(パラダイス)を探し求め、ニューヨーク、ハワイ、バヌアツを旅し、ようやく辿り着いたニューカレドニア。すばらしい自然、すばらしい友と出会い、コーヒー農園をスタートさせた夫婦が綴るここまでの軌跡。

楽園(パラダイス)への旅

 松本さんの農園には現在約3万3千本のコーヒーの木が成育し、さらに5万本、幻のコーヒーと呼ばれるカフェ・ル・ロアの苗木が植えられています(写真手前が苗木、中央がコーヒーの成木、奥は次期開拓予定地)。

 真っ赤に実ったコーヒーの実。一般にコーヒーの実は手摘みが多いようですが、それは人件費が極端に安い地域で栽培されることが多いから。ここニューカレドニアは物価も人件費も高いので、極力機械化を進めることで価格競争力のある高品質コーヒーの生産を目指しています。
 あいにくの小雨模様の中、松本さん自ら収穫期を運転してコーヒーの実を収穫していきます。私も収穫機に便乗させていただいたのですが、どこまでも続くコーヒーの木、あまりの広大さに距離感が麻痺してしまいます。結局機械を使ってもひと畝収穫するのに1時間以上かかりました。

 収穫が終わったら収穫機ごと畑に隣接するコーヒー工場へ移動します。

 収穫機から降ろしたコーヒーの実を比重式自動選別機(右下)にかけてゴミや不良豆を取り除きます。

 比重式選別機を通ったコーヒーの実はベルトコンベアーで次の果肉除去機に運ばれます。ここではコーヒーの果肉を剥いて豆を取り出し、かつ規定の大きさ以下のものは取り除いていきます。
 果肉から分離されたコーヒー豆は次の乾燥機に運ばれます。この装置で完全に乾燥させることも出来るのですが、松本さんは水切り程度で取り出して天日乾燥させるそうです。
 天日で乾燥させたコーヒー豆。この状態から大きさごとに分類し、色が黒いものを除去する作業も機械化されていました。

下 :サイズ分別機
右下:3カメラ色素分別機

 最後の部屋にはコーヒー豆を煎って、冷却して、挽く装置が並んでいます。

 収穫機からコーヒーの実を降ろしてから製品になるまでを、一直線にコンベアーでつないだ完全機械化コーヒー生産ライン。すべての機械をブラジルから特別に取り寄せたそうです。

下 :グラインダーと自動計量機
右下:真空または不活性ガス封入パッカー

 右が製品になったカフェロラ。ニューカレドニアではエスプレッソマシン用に調整したコーヒーが主流ですが、唯一日本人向けにペーパーフィルター(コーヒーメーカー)用に調整してあるのが特徴です。ニューカレドニア旅行の思い出に、お世話になった方へのお土産に是非どうぞ♪

おまけ:

咲き遅れて残っていたコーヒ−の花と、愛想が良すぎて番犬にならないマギーちゃん