イル・デ・パン旅行記【その12】

10:最終章

 3泊4日なんてあっという間ですね。もうヌメアに帰る時間になってしまいました。フロントでチェックアウトして、レンタカーを返して、明細を見て・・・あれ、電話代が付いてない!? 

 今回は部屋からヌメアのプロバイダーに電話して、滞在中もメールチェックや最新情報の更新をしていたので、結構な料金になっているだろうと覚悟していたのですが、いっさい課金されていません。離島からのネット接続の情報としては料金を確認したい所ですが、聞けば取られるに決まっているのでイワナイコトにしました。

 4時にホテルのバスで出発してBETICOの待つ桟橋へ。来たときよりも乗客が多いようで、エコノミーはほぼ満席ですが、コンフォートの方は3割ぐらいのがら空きです。定刻の5時、イルデパンを出航しました。
 向こうに見えるのが先ほどまでいたクブニーのあるクトビーチです。帰りはウワン島までの前半が少し揺れるものの、ウワン島を超えたらほとんど揺れる事もなく、定刻の夜7時15分にヌメアの離島客船ターミナルへ到着しました。
 最後の調査項目:
『夜BETICOでヌメアに到着した一般の観光客は、ホテルまでの足を確保できるか?』

 乗船時には人がいた客船ターミナルですが、到着時にはシャッターが閉まっていて誰もいません。周りを見回してもタクシーもいなければ、公衆電話すら見当たりません。

 そんな事を見ているうちにも、同じ船に乗ってきたお客さんはどんどんマイカーや迎えの車に乗って帰って行き、あっという間に人気もなくなってしまいました。

 結局、BETICO号は使えそうに見えて、最後の詰めが決まりません。一般の観光客の方が利用できる日がくるまでは、まだしばらくかかりそうですね。

おしまい・・・

   

女将のひとくちコラム

BETICO号での船旅は想像していた物よりも行きも帰りも快適でしたが、 難点を一つあげると船室がとても寒かったこと。 行きに乗った日中便でもかなり冷えてスウェットを途中から引っ張り出して着込んでいましたが、 帰りの日が沈んでからの便はもっと冷えて、 旦那も思わずスウェットを引っ張り出して着込んでいました。 BETICO号に乗るときはスウェットを手持ちにして乗りましょう。