イル・デ・パン旅行記【その3】

4:クブニー探検

 ざーっと島内一周したところで昼時になったのでクブニーに戻ってチェックインしました。イルデパンのメインビーチ、クトビーチに道を挟んで面していて、カヌメラビーチまでも徒歩3分と言った抜群のロケーションにあります。特徴的なのが横に広く枝を張り出した変わった樹の林の中にあるホテルです。

 こじんまりした八角形のバンガローが木立の間に点在します。私たちは一番奥、海側の4番のバンガローでした。
 バンガローの中です。ダブルベットとシングルベットがそれぞれ一つ。テーブル、ソファーとテレビ台と言った設備で、必要十二分です。柱も天井も天然木、特に天井の作りはベットに横になったまましばらく見とれてしまいました。
 バスルームは十分広く、左のガラスに仕切られた中にバスタブが付いています。洋式バスが苦手な人でもバスルームが水浸しになる心配はありません。コバルトグリーンのシャンプー、石鹸が可愛かったです。
 室内の設備は、冷蔵庫、湯沸かし、ドライヤー、電気蚊取、コーヒー&紅茶セット、コヒーカップとワイングラス、ティッシュペーパーと言ったところです。
 ネット接続ですが、部屋の電話機のモジュラージャックが日本のものと同じだったので、引っこ抜いてそのままノートパソコンのモデム端子に接続してみましたが、コネクターは合っても配線が違っていてネット接続は出来ませんでした。で、壁のフランス式モジュラーを抜いて、持ち込みのフランス式モデムコードを使ってネット接続しました。つながるまで2〜3回掛かる事もありましたが、つながってしまえばそこそこ安定して使えました。

   

女将のひとくちコラム

ク・ブニーホテルに着いて気が付いたのは、ホテルの周りをとても大きな木が取り巻いていること。 ホテル・スタッフに聞いてみたところ、この大きな木の名前は「BUGNY」というそうです。 ク・ブニーのブニーは木の名前なんだ・・・じゃKOUはどんな意味?と聞くと イル・デ・パン語で「下」という意味だそうです。 「ブニーの木の下」ホテルなんて私は取ってもステキ!と感激してしまいました。
大きく張り出した枝には沢山の葉が生い茂っていて、 夕方通り雨が過ぎた後周りの道路は全て濡れていたのにこのブニーの木の下だけは全く濡れた形跡が無く、 またまた感動。毎朝ホテルスタッフは落ちた木の葉をしっかり掃除していました。

このブニーの木、よく見るととってもおかしな枝振りをしています。 枝の下の方からいきなり横に張り出すように生えているんです。 1本だけならまだしも全てのブニーの木の枝振りが奇妙で、 ブニー林を抜けているとまるでファンゴルンの森(ロード・オブ・ザ・リングより) に迷い出たような感じでした。
そうそう、このブニーの木、他の場所にも生えているのかと思ってレンタカーで廻るときに 気を付けてみていましたが、どうやらこの地区が一番群生して生えているようでした。