イル・デ・パン旅行記【その4】

5:クト&カヌメラ探検

 部屋の探検も済んだので昼食です。といっても朝市で買ってきたベトナム点心をテラスで食べておしまい。水着に着替えて近場のビーチの探検に出かけます。

 まずこちらはカヌメラビーチ。左端がウレロッジ、右端がサンゴのあるシュノーケリングポイントです。砂はあくまで白く細かくて、サンダルを履いているのがもったいなくなるところです。一応3点セットを持ってシュノーケリングをしてみましたが、風と波が強かったので透明度が悪く、また、大勢の人がサンゴの上に立ってしまったようで、サンゴも死んでいるところが多かったように思います。とはいえ浅いところでも話題のニモ(クマノミ)の宝庫で、シュノーケリング初めての人なら大感激する事でしょう。なお、このカヌメラビーチは貿易風がもろに当たる南東向きのビーチですので、貿易風が強くなる午後は波・風が強くなってしまいます。

 約10年ぶりで訪れたカヌメラビーチですが、残念だった事が一つ。現地の子供二人がニコニコしながらビーチにいる人に話しかけていたのですが、自分の番になってびっくり「100フラン恵んで、100フラン」。観光化が進むという事はこういう事なんでしょうか。まさかイルデパンの子供がたかりを覚えているとは思いもしませんでした。同様に置き引きなども多くなっているようですから、持ち物には十分注意してください(デジカメとかビデオが狙われるようです)。

 こちらは反対側のクトビーチ。貿易風が当たらないので風はないのですが、外洋からのうねりが当たって、大きな波が純白のビーチを洗っています。世界でも一番細かいのではないかと言われるクトビーチの砂。小麦粉の様だとよく言われますが、女将曰く片栗粉の様だそうで、濡れても肌触りがいいところが水解き片栗粉に通じるところがあるそうです(言われてみれば水解き片栗粉!)。
 夕方になって友人の愛犬をかり出して、レンタルペットとクトビーチを散歩する女将。実はこのわんちゃん、ヌメアにいたときはうちの愛犬エンゾが溺愛していた愛犬?なんです。エンゾの代わりにしっかりとかわいがってあげました。

「イルデパンで元気に過ごすんだよ〜〜〜」

 てな事をやっているうちに初日も終わり、バンガローに戻って「最新情報」を更新してから夕食に向かいます。このホテルでは夕方6時までにメニューを決めておくシステムになっていて、とりあえず、イルデパンのエスカルゴ(2,030cfp)と焼き魚(1,430cfp)、日替わりディナー(フィッシュグラタンと子牛のロースト:2,990cfp)を頼みました。

ごちそうさまで、おやすみなさい。

   

女将のひとくちコラム

今回の夕食で食べたイル・デ・パン特産のエスカルゴは、 世界でもここイル・デ・パン島でしか味わうことの出来ないエスカルゴです。 普通のエスカルゴより2倍はする大きな巻き貝のような貝で、 縁のところがうっすらとピンクがかっているところから和名を「アカネチブサマイマイ」と言います。
以前はヌーメアのスーパーなどでも頻繁に売られ、 ヌーメアのシーフードレストランなどで気軽に食することが出来ましたが、 乱獲のあおりから今ではイル・デ・パン島のホテルのレストランでしか食べることが出来なくなりました。 イル・デ・パン島に行かれた方は是非試してくださいね。 エスカルゴはさることながら、ソースをフランスパンに付けて食べると美味しいんですよね。