イル・デ・パン旅行記【その5】

6:2日目

 さて、潮騒の音を聞きながらぐっすり眠って、目覚めて次にする事は・・・朝ご飯♪ バイキング形式で数多くの種類のパン、自家製ジャム、ハムやソーセージ、パパイヤ、パッションフルーツ、メロンなどのフルーツが並べてあり、コーンフレークなどのシリアルも並んでいました。


 今日の予定は「ノカンウィ島ツアー」。イルデパンの最後の秘境とも言われるノカンウィ島ですが、色々と訳があって確実に行く事が難しいんです。その訳なんですが、イルデパンでは酋長さんがそれぞれのホテル・民宿に無人島を割り当てていて、どの無人島でも勝手に使って良い訳ではないんです。ちなみに私たちが泊まっているホテル・クブニーはモロ島、ウレロッジはブラシ島をもらっているそうです。で、問題のノカンウィ島は民宿「マナマーキー」の持ち物なんです。

 つまり、マナマーキーに泊まっているお客様が優先で、空いてる席を他の宿に泊まっている人にも分け与えている状態なんです。さらに、民宿があまりに暇だったり、極端に忙しいときもツアーは中止になってしまいます。もっとも私たちが昨日申し込んだ時にはいとも簡単に「OK」と返事が返ってきたのですが・・・


 7時30分、クブニーの車でマナマーキーまで送ってもらいます。左の写真が民宿マナマーキーのバンガロー。まるっきり伝統建築です。多分中は近代的になっているのでしょうが、ちょっと?ですね。

 しばらくするとコジューホテルと民宿ナタイワチからもバスが着いて、総勢11人が集まりました。(あれ?マナマーキーには客がいない?)

 民宿の目の前にボートが係留してあるのですが、どう考えても定員オーバー。スタッフ3人を加えると14人、もう1隻用意するのかと思っていたのですが、ここはイルデパン。そのまま小さいボートに14人乗り込んで、いざ、ノカンウィへ出発進行!!
 走る事30分、途中エンジントラブルなんかもあったのですが、無事に無人島到着しました。

 実はノカンウィと言うのは3つの島からなるリーフの名前で、私たちが到着した有名なこの島は、ILE KOTO MEREという島なんです。到着時はちょうど満潮で、真っ白な砂州は微妙に海の下になっていました。

 砂州の上をじゃぶじゃぶ歩いて突端まで行って振り返って撮った写真です。島本体はとっても小さいんですよ。
 潮が引いて行くと真っ白な砂州が海面に現れてきます。

 実は私たちが着いた後、マナマーキーのボートは第2陣をまた10名ほど連れてくるは、タクシーボートはやってくるは(この人たちはすぐ帰った)、ヌメアから来たヨットは入ってくるはで、小さな島に結構な人数が上陸してました。

 草樹の生えてる島の反対側へ行くと、簡単なベンチとテーブルが木陰に設置されていたのですが、砂州で遊んでいるうちにフランス人家族に先を越されてしまいました。皆さんが行く時にはさっさとこの場所を確保するといいと思いますよ。
 後から来たフランス人がカイトサーフィンをもちこんで、真っ青な海の上で妙技を披露してくれました。日によってはウインドサーフィンを持ってくるやつもいるそうです。
 ところでこの島の砂、クトビーチなどと比べるとちょっと粒子が粗いのですが、十分パウダーサンド、サンダルいらずなのですが、なんだかピンクがかっているようにも見えます。

 で、手に取ってよ〜〜く見ると砂の中に赤いつぶつぶが混じって いました。赤い粒の正体は不明ですが、 ピンクサンドのビーチってどこかで聞いた事があるような???
(左の写真は超超拡大写真です)

   

女将のひとくちコラム

ク・ブニーの朝食ビュッフェ、今まで行ったリフー島やマレ島のホテルのビュッフェより 200フランほど高く、朝食をとる前は「高い朝食だな〜。 今回のツアーは朝食込みだったから良いけれど、別だったら食べないかな〜」 なんて思っていましたが、実際にレストランに行ってビックリ。
物資の少ない離島で、フランスパンの他に食パンやレーズンパンなどが4種類、 クロワッサンもあって、自分でトースターで焼けるようになっています。 その他、ヨーグルトやシリアル、ハムも常時2種類にチーズ各種、ソーセージにゆで卵、 フルーツ各種と盛りだくさん。飲み物もオレンジジュースと牛乳、コーヒー、紅茶にココア、 ホットミルクと何でもありな朝食で、とっても満足でした。

 因みにイル・デ・パン島でオプショナルツアーを頼むとだいたいが 朝の7時半に集合になります。そして、船に乗ったり泳いだり・・・で、 昼ご飯が12時半ぐらいからなので、朝ご飯はしっかり食べないと結構お腹が空きます。 日頃あまり朝ご飯をしっかり食べないので、 少ししか食べなかったらお昼前にお腹が空いて大変でした。(^_^;)