リフー島旅行記【その5】

 ウエの町に戻ってきて向かった先は朝食と同じ軽食スタンドMAKANUです。昼時だけあっていろいろな物を売っていました。豚の甘辛煮と御飯、チキンカレーライス、牛肉とニンジンの煮物と御飯、サンドイッチもチキン、ビーフ、ハムなどなど。
豚の甘辛煮と御飯
牛肉とニンジンの煮込みと御飯

 手に入れた食料を持ってホテルへ戻ります。なぜバンガローで食べるかって? なぜなら部屋の冷蔵庫には安いビールがしっかり冷えて待っているからです。バンガローの前の海を見ながら昼食タイム♪


 おなかもいっぱいになった所で、先ほどのビーチに引き返しました。まずは大きな木陰にビーチマットを敷いてベースキャンプ設置。続いて私がシュノーケリングで水中点検。やはり白砂のビーチにはお魚も珊瑚もいませんでした。ということで、マスクやフィンははずして海水浴大会の始まりです。ある者はひたすら泳ぎ、ある者は波打ち際で戯れ、とある者は木陰でお昼寝、すやすや・・・

 一通り泳いだり遊んだりした後で、あらためて周辺の探索開始です。車を停めたすぐ横には崩れかけた廃虚があったり、木陰にはランタナやポインセチアの花が咲いていたり、この場所はなかなか飽きません。

 さらに道は奥へと続いています。この先は何があるのかと歩いて行ってみると何やら看板が! 「この先私有地、無断で立ち入った物には非常に重大な危険が待ち受けるであろう」。はいはい、分かりました引き返します。しかし重大な危険って???

 余談ですがリフー島では携帯電話も使えました。とは言っても私達がヌメアで使っているGSM携帯のことで日本のものは使えません。ここからプティシェフに紹介してもらった「洞窟」の所有者に電話して翌日の朝、案内してもらえることになりました。


 時刻も夕方近くなった頃、そろそろオアシス・ド・キアムにかずこちゃんの知り合いが出勤してきているはずです。ベースキャンプを撤収してキアムへ向かいました。

 ここで、かずこちゃんは懐かしのリディアに再会することが出来、我々高橋一族は亡父も来たことのある思い出のプールサイドで記念撮影をしました。

 かずこちゃんがリディアと話し込んでいる間、私達はプールサイドでビールを飲んで待っていたのですが、結局この飲み物代はリディアさんのおごりとなってしまいました。

 またここでかずこちゃんにとっては残念な情報も手に入りました。ファラはヌメアに住んでいるとの事で、大体の住所は分かるけれども詳しくはドキンで牧師をしている息子さんに聞かないと分からないとの事でした。

 この日の観光はこれでおしまい、ホテルに帰ってディナーを残すのみです。さてさて、予約してあったブーニアは出来ているかな?


 ジャ〜ン! これがメラネシア伝統料理ブーニアです。まず、地面に大穴を掘って石を敷き詰め、そこで焚き火をします。

 石が十分に焼けた所で、何種類ものイモと野菜、とり肉を入れてココナッツミルクをかけたものを、バナナの葉っぱで何重にもくるんで穴の中に入れ、上から石と土をかけて蒸し焼きにすること6時間。

 ニューカレドニアでも観光客が本格的なブーニアを食べられるのは離島だけとなってしまいました。

 ここドレウ・ビラージュのブーニアは、基本の材料の他にもトマトやタマネギが入っていて、料理としてもとても美味しく出来上がっていました。私は本格的なブーニアを食べたのは3回目ですが、ここのが一番美味しかったです。逆に言えばあまりに伝統に忠実なブーニアは、今一つ口にあわなかったと言うことになりますが・・・

 さてさて、お腹も一杯になった所で翌朝のチェックアウトに備えて荷物の整理を済ませて、その後は・・・またまた大貧民!