上級者乗馬とチオ(THIO)観光【その3】

 一番はじめにチオの海岸「モアラ・ビーチ」に行きます。村を抜けて海岸線沿いに走ること少し、いきなりビーチが目の前に出てきました。砂の白さはシトロン湾やアンス・バタビーチぐらいの砂色。でもリーフが切れている場所のようで、日本の海のように波のある海です。この日はまだ9月半ばでしたが、暑い日だったので既に海で遊んでいる人がちらほらといました。

 右下の看板があるようにこのビーチはキャンプ可のビーチです。たぶんチオ村の村役場にお金を払うのでしょう。共同で使えるバーベキュー場も完備してあって設備も十分。でも、お手洗いはありませんでした。

 これはニッケルの積出港。海に向かって長くのびているのはベルトコンベアーで、その先に停泊する船に直接ニッケル成分の入った土を積み込みます。
 東海岸にはこんな積出港が幾つか存在します。第1回目の北部観光に行った時も、さまよった果てにこんな積出港にたどり着き、道を間違えたことを知りました。
 ニッケル鉱山が近くにある村は何となく全体を赤土に覆われているような気がします。この積出港も、勿論舗装されておらず真っ赤っかでした。

 そして、チオ村のお墓には日本人墓地があります。この慰霊碑は昭和8年に建造された慰霊碑です。何故こんな田舎に日本人墓地があるのかというと、昔はニッケル鉱山の鉱夫として沢山の日本人がニューカレドニアに移民していたからです。主に沖縄、九州、中国地方の人たちが移民したらしく、周りのお墓には出身地が書かれていました。
 ニューカレドニアに移民していた日本人は殆どの人たちが第2次世界大戦中に敵国になってしまったニューカレドニア(フランス)から撤退しましたが、中国の残留孤児のように現地人に預けられた子供や、現地人と結婚した日本人などはそのまま残っていたので、見た目はカレドニアンでも名字は日本名という人がいまでもかなりいます。
 今では元から数えて3世4世の彼らが日本親善協会を作り、私たちが所属する日本人会と一緒に七夕や新年を祝う会を開いたりしています。

 チオ観光はこれで終わり。でも、何もないかと思いきや結構色々見物できたと思っています。チオからの帰り道は、スムーズで1時間半でヌーメアまで戻ってきました。

 このチオへの乗馬ツアーは基本的に乗馬経験の豊富な方を対象に行っていますが、勿論相談によってはチオ観光+ランチだけでも受けるそうです。また、レイモンさんの牧場内には、ロッジがあり泊まりがけの乗馬ツアーも受け付けています。乗馬ツアーの詳しい記載は「女将の部屋」をご覧下さい。

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