カグー

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ニューカレドニア本島の固有種で亜種はない。この鳥は空を飛ばない。未開発の孤立した森林の中の5ヘクタールから10ヘクタールの領域にカップルで棲み、夫婦は生涯離れることがない。ミミズ、昆虫、さなぎ、カタツムリなどの地面の小生物を食べる。何枚かの葉で出来た非常に簡素な巣に6月から8月にかけて雌は卵を1個産む。

開発、鉱山、火事、分割などの森林破壊によって、また犬、ブタ、ネズミなどの天敵のほ乳類の侵入によって絶滅の危機に瀕している。狩猟、捕獲、飼育は正式に禁じられている。

1978年からカグーは自然公園で飼育されている。捕獲によるこの繁殖計画は100羽以上の雛を孵化させた。一部はリビエールブルー自然保護州立公園へ放たれた。

ニューカレドニアではすでに絶滅したカグーの一種の化石が見つかっている。

UINC:絶滅危機