女将の電化製品講座

こちらの電化製品、ただでさえフランス語表記で分かり難いのに、 日本にはない機能が付いていたりします。 特にコンドミニアムにはたくさんの電化製品が完備してありますが、 どれも暗号のような記号ばかり。 多くの方の希望にお答えして主な電化製品の使い方を解説いたします。
ちなみに私は泊まったことがないので実際に使ったことがありません。 もしこの通り使用してみて違う動きをしたら教えてください。

プリント用PDFファイル1.7Mバイト ←大きいですよ!!
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食器洗い乾燥機

我が家にもほしい食器洗乾燥機です。 二人分ぐらいなら手で洗っても大した手間ではないけれど、 それ以上になると結構一人で洗うのは大変です。 せっかく付属しているものなので、大いに活用しましょう。
ただし、食器を洗うには食器洗い機用の洗剤が必要になりますが、 どちらにしろ洗剤類は付属されていないので、 食器洗い用洗剤か食器洗い機用洗剤を持ってくるか、買い求めるかするといいでしょう。 また、乾燥するだけのオプションも選べます。

1.スイッチ
押すと起動を始めます。スイッチを押したままでも、 ふたを開けると自動的に止まり、ふたを閉めると自動的に動き始めます。 が、高温で洗いますので、あまり開け閉めしない方がいいでしょう。

2.温度指定ボタン
このボタンを押すと、50度で洗います。

3. こちらがモードの説明表です。写真左下のノブと上の説明を照らし合わせながらご覧ください。

・Lavage d'attente 予洗いモード
(ノブを1番にあわせる)予洗いが必要なぐらいお皿が汚れている場合。

・Tres sale しっかりモード
(ノブを2番にあわせる)お皿がとても汚れている場合。65度のお湯で洗います。

・Sale ノーマルモード
(ノブを3番にあわせる)お皿がふつうに汚れている場合。65度のお湯で洗います。

・Bio エコノミーモード
のボタン+ノブを2番にあわせる) 低温で(50度)洗いたい場合。

・Rapide ささっとモード
のボタン+ノブを4番にあわせる) あまり汚れていないものを洗う場合に便利です。

ノブをマークにあわせてスイッチを押すと乾燥を行います。ブラシのマークは洗っているマーク、シャワーのマークはすすぎのマークです。それからシャワーのマークと乾燥マークの間に星のマークがありますがそれはガラス用のリンス材を入れたときの最終すすぎマークですので無視してしまってかまいません。

  

電子レンジ

ご存じ電子レンジです。 旅行中は特にテイク・アウトで買ってきた食料などを簡単に暖められる 電子レンジがとても便利です。

1.暖め一発ボタン
暖めるために使うときは扉を閉じてこのボタンを押すだけで、動き始めます。 止めるときは、番のボタンを押すだけで、 止まると同時に扉も開きます。

2.出力調整ノブ
右端が最強で900W。一番左が最弱で解凍モードになります。

3.時間調整ノブ
調理したい時間分だけ回します。分単位で、回すと同時に起動します。

4.扉を開けるボタン
このボタンを押すと扉が開きます。 番の時間がまだ残っていても開けると止まります。 でも、またしめると動き始めますので、もう使わないときは手動でゼロまで戻します。

  

電気オーブン

電気オーブンです。朝市で買ったエビやお魚をグリルしてみたり、 シーフードグラタンを作ってもいいかもしれませんね。
まずは二つあるノブの説明から(写真下参照)・・・

1.モード調節ノブ
モードタイプについては、下の欄で説明します。

2.温度設定ノブ
番号によって、オーブンの温度の設定ができます。 1番が一番低い温度でたぶん100度くらい。5番で180度前後、 6番で200度前後まであがります。

モード調節ノブの説明

1. Patisseries - Poissons(ケーキ、魚用)両面焼きモード
2. Maintien ou chaud(暖めに最適)グリル(上片面)モード
3. Flans - Tartes oux fruits(プリン、フルーツタルト用)下片面モード
4. Tournedroche(回転用)回転ローストモード

部屋によって 番のモード用のオプションが付いていない場合があるようです。

使用方法
まずモード調節ノブでモードを選び、温度設定ノブで温度を設定します。 温度を設定すると写真下のサーモスタットが赤く点灯します。 設定温度になるとサーモスタットが消えるはずですので、 頃合いをみて調理したいものをオーブンに入れてください。

更に単純タイマーボタンを押して、時間調節ツマミで調理したい分数を決めると、 時間経過後にベルが鳴ります。また、調理開始時間と調理終了時間をあらかじめ予約できる 機能も在るようですが、使い方は定かではありません。 マニュアルボタンは時間あわせボタンですので、時間が間違っていない限り触らないように。

  

洗濯乾燥機

さあ、いよいよ最後の電化製品、洗濯乾燥機です。まず初めに洗剤と必要なら柔軟剤を入れます。 入れる場所は、写真下のように文字がたくさん書かれているところを引っ張ると、 写真右のような場所が現れます。

1.この場所は予洗い用の洗剤を入れる場所。 旅行中の洋服で予洗いが必要なほど汚れることはあまりないと思いますので、 使うことは滅多にありません。

2.ここが本洗いようの洗剤入れです。 スイッチを入れると上から水(湯)が出てきて、洗剤を溶かします。 きちんと洗剤が溶けるように奥の方に入れるようにしましょう。

3.ここに柔軟剤を適量入れます。 日本の柔軟剤は少量でも大丈夫ですが、NCのものは未だに沢山入れないと効き目がありません。 MAXの位置まで注ぎましょう。

番の奥にあるのは、漂白剤注入口ですが、 使わない方が無難です。

 

ボタンとノブの説明をします。

1. 乾燥機用時間設定ノブ
ブルーで書かれた数字とグレーで書かれた数字があります。 洗濯をした後連続で使う場合は洗濯を始める前に数字をあわせておきます。 数字は分単位でブルー字は白物かコットンモードの時、グレー字は化繊モードの時に使います。
乾燥だけで使うこともできます。ブルー字モードは高温乾燥で、 グレー字モードが低温乾燥になります。
乾燥機を使用しないときは、0に合わせておきます。 ノブは必ず時計回りで回します。

2.スイッチ
押すと起動します。洗濯機の蓋は、スイッチを切るか、 洗濯課程が終わるかして1分ほど経たないと開かないようになっています。

3.脱水モード切替スイッチ
スイッチを押さなければ、脱水時に1000回転/分で回ります。 お洒落着などであまり脱水をかけたくない場合は、スイッチを押すと、 脱水時に500回転/分で回るようになります。

4.脱水中断スイッチ
日本にはないシステムですが、このボタンを押しておくと、脱水の前、 最終すすぎが終わった状態ですすぎ水を残したまま洗濯が終わります。 朝出がけに回して夕方帰ったときに、洗濯物がくしゃくしゃになっているのを防ぐボタンです。

5.洗濯温度設定モード
洗濯をするときのお湯の温度を決めます。ある程度は洗濯モードによって決められていますが、 その中で何度にするか決めます。

6.洗濯モード設定ノブ
使用したいモードの番号に合わせてから、スイッチを押します。 必ず時計回りで回してください。

洗濯モードの説明です。初めに書いてある番号がモード番号です。

1.Blanc tres sale 白色物・特に汚れ物モード(60or90度)

予洗いと本洗いをするモードです。60度か90度の高温で洗いあげます。 温度設定によっても時間は違いますが、90度にすると3時間近くかかります。

2.Blanc sale 白色モード(60or90度)

本洗いのみの白色モードです。

2.Coton couleurs 綿・色柄物しっかりモード(30or60度)

モード番号は同じ番ですが、 設定温度を変えることによって洗濯時間が変わります。

3.Coton couleurs 綿・色柄物モード(30or60度)

上のモードよりも時間をかけずに洗います。

4.Rincage しっかりすすぎモード

時間をかけてすすぎだけしたい場合に使います。 基本的に3回すすぎをして最後のすすぎで柔軟剤が入ります。

5.Essorage しっかり脱水モード

時間をかけて(約10分)しっかり脱水したい場合に使います。

6.Sechage しっかり乾燥モード

高温でしっかり乾燥させます。乾燥機として使いたい場合に使います。 ブルー字で書かれた数字を選びます。

【1,2,3番のモードを選ぶと必ず4,5,6番の作業も付いてきます。 どれもしっかりモードなのでかなり時間がかかります。6番のモードを使わないときは、 乾燥機時間設定ノブを必ずゼロにしておきます。】

7.Synthetique 化繊物モード(40or60度)

9.Laine ウールモード(30度)

10.Delecat お洒落着モード(30or40度)

【私はいつもよほど汚れた物でない限り、7番の40度か10番の40度で洗っています。 これでも1時間かけて洗いますから、普段使いの汚れは十分落ちます。】

11.Rincage すすぎモード

3回すすぎをして最後のすすぎで柔軟剤が入ります。

12.Essorage 脱水モード

5分ほどの脱水をします。

Vidange 排水モード

ためてあった水を排水します。

8.Sechage 乾燥モード

低温乾燥モードです。高温にさらすと縮んでしまう物などを乾燥します。 グレー字で書かれた数字を選びます。

【7,9,10番のモードを選ぶとすすぎと脱水は必ず付いてきますが、 9番10番には乾燥モードは付きません。乾燥まで全部自動でするには、 7番のモードを選ぶ必要があります。】

【私は、すべての洗濯が終わった後に、もう一度5番のしっかり脱水モードを選んで更に 脱水をかけます。こうするとかなりしっかりと脱水がかかってその後乾きやすくなります。 ちなみにニューカレドニアはとても乾燥しているので、 乾燥機を使わなくてもホテルに付属している物干しを使えば結構早く乾きます。】