母と子のマレ・リフー・ヌメア  10日間の旅

登場人物は、NC上陸二回目の私・みちよと息子・はると(もうじき3歳) そして初上陸の私の親友・ゆきじかあちゃんとその息子・こうへいの4人 そして、NCのみなんさんです。AQUAのHPそして冒険の島・佐倉さんのアドバイスの下、入念な計画をたて、再上陸を試みた私達の珍道中の記録をお楽しみください。

 

3月10日(月)帰国です。

 さすがに10日も遊び通したら、子供も私も、「日本に帰ってもいいかなあ」と里心が湧いてきた丁度いい頃。「お父さんの所に帰ろうか!」「そうだね、お父さん待ってるかもよぉ」

 帰りの飛行機はとても空いていて4人がけの席に二人でゆっくり横になれ、快適な空の旅でした。日本の寒さは開きっぱなしの毛穴には ちと堪えました。


 実は、私達がリフーのあのノートルダムの教会に行っていたあの日、私の大好きな伯母がこの世を去りました。大病をして入院が続き、本人はとても辛かったようで従姉も見ていられなかったようです。そんな伯母も息を引き取る直前は穏やかに眠るように・・・・逝ったそうです。

 私があの日、あの教会で何ともいえぬ穏やかな気持ちになったのは、伯母があそこに居たからではないかと、思います。小高い岬の突端に立つ白く小さな教会・周りには野花が咲き、蝶が舞い、まさにあそこは天国への入り口だったのではないか。私は伯母がこの世を去ったことが辛くありません。

 だって、あんなに穏やかな場所に居られるのなら、この世での苦しかった事も消してくれるでしょう。

     いつかまた、

        会いに行くよ。

 

    あれから、3ヶ月、こちらも暑い夏がやってきます。

    だけど、あの青い空と青い海、のんびりとした時間は忘れられません。

    息子も「またニューカレドニア行こうね」って、言ってます。