Bay Breeze船長のヌメア航海記!?

Baybreeze夫妻、3回目のニューカレドニアの旅。 今回はレンタボートを使って無人島巡りをしたり、レンタカーで温泉へ行ったり、ヌメアだけの滞在ですが盛り沢山です(旦那と女将で引きずり回したという噂も・・・?)

 

6日目

5月6日(木)

 今日も快晴。テラスからの眺めが気持ち良い。

 3度もニューカレに来ているのに、目の前にあるカナール島に行ったことがない。目の前にあると、逆に足が遠ざかってしまう。だが今日は意を決して、島に渡ってみようと思う。幸い、風は強いが快晴。

 スーパー・オセアニアで昼食を調達し、それからプラージュ・ロワジール付近に車を止めて、タクシーボートを申し込む。

 タクシーボートも今回が初めてだ。数分でカナール島に到着。空いているパラソル&デッキチェア(有料)を見つけ、そこでまずは昼食。ブンチャとネムを食べていると、タクシーボートで一緒だったフランス人のおばさんが「ボナペティ〜」と声をかけてくれる。
 昼食後、シュノーケリングセットを借りる。1時間300フラン。高すぎる。これからは、3点セットを購入して持参しよう。この日は透明度が今ひとつで、やはりラレニエ島などに比べるとパッとしない。贅沢になったものである。そのうち妻も海に入り、じゃぶじゃぶやっていると、突然「ウミヘビ!」と叫ぶ。確かに、黒いものがニョロニョロ移動している。気持ちわる〜。
 まだ海で遊んでいる妻を残し、私は海から出た。さっきのフランス人オバサンがいて、私に早口のフランス語で喋りかける。さっぱりわからなかったが、海を指しているのと、辛うじて「ポワソン(魚)」という言葉が聞き取れたので、多分「海には魚がたくさんいた?」と聞いているのだと思う。そんなにいなかったので、少しいた、と答えると納得したみたいだ。ついでだから、フランス語会話練習。「ドコカラ 来タノデスカ?」「パリですよ」「オオ、スバラシイ」それで、会話は終わってしまった。
 シュノーケリングセットを返却し、今度はシーカヤックを借りる。30分800フラン。高い…。シーカヤックは初めてだが、これは何とかなる。妻がお尻を突き出して泳いでいるのが見えたので、パドルで突っ付く。そんな悪戯をしていると、珊瑚にドドッと乗り上げてしまった。シーカヤックで座礁。恥ずかしいので、さりげなく脱出し、沖へ出てみる。目の前は海と空だけ。この開放感と孤独感。たまらなく気分が良かった。このまま世界の海を巡ってみようかな、と思ってしまう。
 カナール島から戻り、ホテルでシャワーをやってさっぱりしてから、AQUAへ。「こんなDVDがあるんですよ。日本のテレビじゃ再生できないんだけどね」それはカネカのDVDだった。お店のベンチに陣取らせてもらい、マックのノートパソコンで見せてもらう。おお、私の好きなEdouが動いて歌ってる!ああ、この曲を歌うときは、やっぱり切ない顔してるんだな、と納得。そのほか、知った曲が次々に登場。おお、この歌はこんな歌手が歌ってるのか、と妻と大いに盛り上がる。このときに来たお客さん、私たちが片隅でゲラゲラ笑っているのを見て、さぞ不気味だったろうと思う。

 1時間ほどDVDを堪能し、旦那さんに「日本向けのが出たら絶対に教えてくださいね!」と念押ししておく。それから、いくつかお買い物。ノニジュースを試飲させてもらった。私はかなり苦手だが、妻はそうでもないと言う。体に良さそうなので、がんばって飲むことにして購入した。

 夕食後、私は一人車で市内へ出かけた。夜の街を写真に収めようとしたのだが、あいにくあまり良い被写体がない。車でココティエ広場をグルッと一周したが、誰もいなくて閑散としている。そのままポート・モーゼルまで走ってしばらくヨットを眺め、今度はアンスバタまで戻って海岸沿いに車を止めた。貿易風が吹きすさぶ中、私はしばらく車の中から夜の海を眺めていた。