マドレーヌの滝(CHUTE DE LA MADELEINE)

 91年に行ったときには周りになーーんにもない山の中の滝だったのですが、02年1月に知り合いが日本から遊びに来たので久しぶりに行ってみました。ヌメアから南下してヤテ湖の畔を右折、とたんに未舗装のがたがた道となります。普通は4輪駆動車をレンタルしていくのですが、今回はなぜか我が家のボロ乗用車。底をすらないように慎重に慎重に、、、。
 最初に出くわすのは鉄のフレームに板を渡した橋。こんなの車で渡ってだいじょうぶなのかなー的な橋ですが、10年前には中型バスで渡った事を思い出し、腐ってませんようにと一気に渡って休憩。ニューカレの山は鉄分が多いのでどこもかしこも真っ赤っかです。
 この橋を渡ったところで道が分かれて右に上っていきます。道はどんどん険しくなり大きな水たまりをじゃぶじゃぶと越えて、、越えて、、あ、道を川が渡ってる! エイやと渡るとゴツン、ガリガリ。水の滴る車の下を点検して無事なのを確認してさらに奥地へ。その後もいくつ川を渡ったやら。既に女性陣はかなりびびってました。
 赤土の道を走ること12km。マドレーヌの滝へ到着です。
 到着です? あれ、なんか違うぞ! 大きな看板がある! 入り口のゲートがある!
10年前には何にもなくて滝の横まで車で入れたのに、ゲートの横に駐車場? とりあえず車を置いてゲートの方へ。まさかこんな山奥に管理人はいないだろう、いないといいな、あ、やっぱりいた。入場料300フランなり。なんと01年に南部州立自然公園になっていたんですね。と言うわけで車もダメ、バーベキューもダメ、滝壺で泳ぐのもダメ。どこか割り切れない気持ちを抑えつつ、ここまで来たのだからと300フラン払って入場しました。

 中に入るとさすがに整備の行き届いた遊歩道となっていて、ニューカレのいろんな植物を移植してあり、南部州のねらいは自然植物園だと判明、ただし、植物はまだ苗木なのでいまいち。そうこういううちに滝の音が近づいてきました。

 前日に結構な雨が降っていたので滝の水量は大盤振る舞い、それはそれは轟々と見事な滝でした。滝の真横まで行って記念撮影。しかし、ここに長居してもバーベキューも出来ないし、川で泳いで遊ぶこともできない! はらへったー。しばし植物観賞してゲートに戻って管理人に聞くと「少し下流にオートキャンプ場もございます」とのご返事。なるほど途中で見た新しそうな施設のことだな、と逆戻り。
 ありました、NETCHAオートキャンプ場。こちらも立派なゲートと管理人付き、車一台700フランなり。何でも金取るのかーと思ったのもつかの間、たいそう立派な施設でした。川沿いにメラネシア住居の壁無し版の小屋が点々とあり、専用駐車場付き、水洗トイレあり、椅子、テーブル完備、バーベキュー用台と金網付き。奥に続く小道を行くと川辺に専用飛び込み台とはい上がり台までありました。
 早速、食材とビールを出してランチタイム。残念ながらこの後は雨模様となってしまい食べて飲んで一休みしたところで帰路に就きました。だってこれ以上増水したら帰られなくなってしまう道を越えてきたんですもの、、。