3度目の来島のBaybreezeさんが「レンタボートで無人島巡りをしたい」とおっしゃるので、 一応海域ガイドという事で旦那も便乗して遊びにいってきました。いずれもヌメアから20分以内、 一般にはボートをチャーターしたり、水上スクーターのツアーなどで行ける島々です。

    

ヌメア周辺の無人島

 今回レンタルしたのはこのボート。 Ramco Sportsfisher 6.50m/Honda4st 130hpというタイプで、船名はUA。ヌメアのポートモーゼルにあるパシフックチャーターと言う会社でお借りしました。

 日本と違って免許がいらないので誰でも借りる事が出来ますが、貸してもらえるからと言って誰でも操船できるものではありません。

 私は長年ヌメアのダイビングボート船長として操船はもとより周辺海域を熟知しているのでこういった遊びもできますが、一般の方には無理だと言うことをご承知置きください。

ILOT GOELAND(ゴエラン島)

 コーラルパームズアイランドリゾートのあるメートル島の南にある小さな無人島です。一周歩いて3分ぐらいの本当に小さな島で、背の低い草があるぐらいで日陰はいっさいありません。

 砂はホワイトパウダーサンド、水は写真の通りのコバルトブルーです。遠浅白砂ですので熱帯魚は少なく、シュノーケリングにはあまり向きません。まさに「海水浴」に最適の島です。

 なお、11月から3月までのトップシーズンは鳥の産卵場所として保護されているため上陸できないのでご注意ください。


ILOT LAREGNERE(ラレニエ島)

 ヌメアを出て西に向かって最初の無人島。 一周5分ほどの小さな島ですが、最近になっていくつか休憩小屋とバーベキュ−台が設置されました。ちなみに最初は→の小屋を使っていたのですが、小屋の上に張り出した松の木からマツケムシがポトポト、ザワザワと寄ってくるので隣の小屋へ移動しました。

 ビーチはホワイトパウダーサンドですが、一部岩場になっているので、足が届く深さの所でシュノーケリングをしてもそれなりに熱帯魚を見る事が出来ます。

 本格的にサンゴや熱帯魚を見たいのでしたら、海に向かって左正面へ100mも泳いでいくと水深1〜2mぐらいの所にきれいなサンゴの群生と熱帯魚の群れを見る事が出来ます。ビーチ際の岩場より透明度も良くなるので、浮き輪につかまってでも見に行く価値があるとおもいます。BayBreezeさんが水中写真を撮っていたので、そのうち彼のサイトで水中の様子も紹介されることでしょう。

 一般にはチャーターしたボートなどで来るのですが、この日は水上スクーターのツアーで日本人が3名来ていました。ガイドのフランス人はどっかで見たやつだと思っていたらロカジェットという地元のレンタルジェット屋の兄ちゃんで、最近では日本人観光客相手にツーリングも受けているそうです。なお、この日は風も波も穏やかで気持ち良さそうでしたが、ちょっとでも風が吹き出したら地獄を見ると思いますよ。


ILOT SIGNAL(シニアル島)

 ラレニエ島の向かいにある無人島です。写真のように大きな船でも利用できる桟橋があるので、ヨットで行く無人島ツアーなどでも利用されます。一周歩くと15分ほどで、アメデ島と似たような大きさの島です。島には大きなコンクリー打ちの小屋を中心に小さな藁葺き小屋がいくつかあり、バーベキューやキャンプで良く利用されています。

 砂は・・・白いのですがサンゴのかけらがいっぱい混ざっていて、裸足で歩くにはかなり丈夫な足の裏をもっていないと無理があります。海は沖へ出ればそこそこですが、ビーチ近くで比較すると先述の2つの島と比べ見劣りがするのは致し方ありません。シュノーケリングをするのでしたら桟橋の突端に海に下りる階段があるので、そこからエントリーして沖側へ少し泳げば小さなサンゴの固まりに熱帯魚が群れている姿を見る事が出来ます。

 この島の最大の長所は桟橋があるので大きな船でも来られること、上陸するのにじゃぶじゃぶ腰近くまで水につかって歩かなくてもいい事です。