ウベア島【その2】

 そして青の洞窟に到着。住民の所有地内にある青の洞窟を見学するには、500フランの見学料が必要ですが、半日観光の中には含まれているそうです。本当に真っ青で吸い込まれそうでした。運転手兼ガイドのお兄さんがフランスパンを投げ入れると、すかさず魚がよってきました。かなり大きい魚です。
 ところでこのブルーホールでは泳ぐことが出来るのですが、降りたら最後壁をよじ登るのは凄く大変です。貧相なロープが1本下がっているだけなので、かなり体力に自信がある人以外、お奨めしません。因みにこの穴の水深は30m以上あるらしいので、泳げない人もダメです。見るだけにしておきましょう。可哀相なガイドのお兄さんは、今までに何人もの登れない日本人を助けたそうです。

 今回はサンジョセフ教会にも連れて行ってもらいました。この教会もやはり絵になる教会でした。また聖堂の中もとても素晴らしく、時間があったらじっくり見学したい教会です。個人で行けるのは青の洞窟までが北限で、それ以降は現地の人間の許可が必要とのことですので、気をつけてください。
 丁度昼頃にホテルに戻ってきて、いよいよ待ちに待ったランチタイムです。ツアーに含まれる食事はフルコースなので、前菜とメインを先ず選びます。下の写真は前菜2種、地元で捕れた魚のカルパッチョとカレドニアンクラブのマヨネーズ添えです。カルパッチョは醤油ベースのソースがかかっていて美味しかったそうです。カニも勿論美味しかったのですが・・・
私はカニを剥くのが苦手で・・・シーフードの盛り合わせではなく前菜でカニが出る場合、カニのむき身がセルクル固めで出てくることが多いので、それを期待していただけに丸ごと出てきたときにはちょっとゲンナリ。でもせっかくなので、一生懸命食べました。カニ自体はとっても美味しかったですよ。カニを剥くのが苦でない方は思う存分挑戦してみてください。

 上の写真はメイン料理。左上は地元で捕れた魚のフリカッセ、ココナッツミルク風味。右上はテンダーローインステーキ、グレービーソースです。どちらも美味しかったですよ。日頃日本人のお客様が多いからでしょうか、どのお皿も量が多くなく、フルコースでいただいてもけしてお腹がパンチクリンにはならなかったです(笑)。
 デザートはパパイヤのタルトタタン、サワーサップ(コロソル)のシャーベット添え、カシスソース。今まで食べたことのない味でしたが、パパイヤ好きには堪らない一品です。
 フィロツアーズの1日観光に付いているのは、基本的にフルコースですが、ランチタイムはその他にメインとデザートだけのコースや、前菜とデザートだけのリーズナブルなコースを選ぶことも出来るようです。

 さて食事を2時間ほどかけてゆっくり楽しんだ後は、ホテル前のビーチを覗いてみます。

 パラディ・ド・ウベアの正面のビーチは西側に面しているため、午後に写真を撮りに行ったときには逆光になっていていまいち上手く写真が撮れなかったのですが、それでもビーチの綺麗さは伝わると思います。引き潮だったこともあり、真っ白な砂のビーチが更に幅広く延々と続いている様子が分かると思います。
 このビーチに立ってみて気づいたのですが、マレ島やリフー島で一般的に使われるホテルがあるのは島の東側や南側なので、ホテルの前のビーチは比較的風が強く、海も波があったりするのですが、このビーチは完全西側なので、西風が吹かない限り(ニューカレドニアで吹くのは基本的に東風)いつも穏やかで静かなことです。

 夏場はごく稀に風向きによっては藻が発生するとのことでしたが、このリスクはウベア島に限らず何処のビーチでも同じですし、本当に稀な出来事ですから、あまり心配することはないでしょう。
 ニューカレドニアの一番涼しい季節でもウベア島のこの立地なら、風もないので十分ビーチで日光浴を楽しむことが出来ると思います。また、ビーチから見る夕日は絶景とのことです。

 ウベア島に行ってみて一番感じたのは、とにかくこの島に来たら時間の流れが違うと言うこと。この島に来たらとにかくのんびりとするに限ると言うことでした。ということで午後もアクティブに活動する予定でしたが、お腹がくちてやや眠くなったこともあり、出発までの時間はプールでのんびり過ごしました。
 最後に・・・

 ウベア島は基本的に白砂のビーチでシュノーケリングには向かない場所と言うことですが、シュノーケリングに適した場所を一つだけ見つけました。
 但しホテルからは9キロほど離れています。ホテルからの送迎は頼めないそうなので、自転車で行くしかありません。まず体力に自信のある方のみ限定です。

 そしてこのシュノーケリングスポット、ネムリブカ(ホワイトチップシャーク)と呼ばれる、サメの中では比較的おとなしい、でもちょっかいを出せば人を十分襲うことが出来るサメが生息しています。それ故に封印されていたスポットなんです。なので、シュノーケリング上級者、サメと遭遇しても落ち着いて対処できる人限定となります。今回は時間が無くて写真を撮るだけになってしまいました。本当は午後の時間を利用していこうと思っていたのですが・・・・