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ニューカレドニア AQUA
世界の国からMacintosh
ホームページに広告!? いつの時代の話なの?
小さいながらも一つの店を開いて店番なぞしてますと、色々とセールスの方がやってきます。そんな中でも最近多くなってきたのが、「インターネットで広告を打ちませんか?」と言った勧誘です。
で、暇なときならば色々とお話を伺って遊んでしまいます。なにしろ、普段から話だしたら止まらないフランス人。セールスとなれば間の手も入れさせずに話し続けます。
インターネットとはなんであるか、から始まって、最近はツーリストはインターネットで事前に情報を得ているとか、印刷物と違って一度作ればいつでも見れるとか、これからの時代はインターネットが主流になるなど、など、など。
いったいいつの時代の話をしてるの?と言いたくなるのをじっと堪えて、スタジオディスプレーの向きをカウンター越しに見えるように変えてあげます。すると大抵話をやめて注目してくれます。彼、彼女たちは液晶ディスプレーを見たことないんですねぇ。
で、「うちは自前のドメインも取得していて、ホームページはもちろん、ネットショップも既に開設していて、毎日これだけのアクセスがあるんですよ」と順繰りにページを見せてあげます。
そこまで見せてあげても彼等は状況を把握していません。「う〜む、これは日本で作ってもらったのか? 日本ではこれぐらい作るといくらぐらいかかるんだ?」と聞きます。ここ、ニューカレドニアではいまだにホームページは誰でも簡単に作れるものではないんです。いや、誰でも作れることが知られていないんです。
それだからこそ、インターネットに広告を打ちませんかと言った商売が成り立つんですね。日本では今ではバナー広告と言う商売自体が成立しなくなって来ていると言うのに、ここニューカレドニアではやっとインターネットが広告媒体として注目されてきた所なんです。
と、原稿を書いている今、新手の勧誘が来ました。「PHOTO360」とか言う会社で、「店の360°パノラマ写真を作ってインターネットで紹介しますよ」と来ました。
おおっ、新手が現れた! きっとクイックタイムVRを使って作るのでしょうが、いったんインターネットが浸透してしまえば、最先端に追い付くのは早いのかもしれませんね。360°パノラマ写真の広告効果があるかどうかは別として・・・。